・何だか理由はわからないけれどイライラする
・家族にあたってしまう
・ちょっとしたことでイライラする
こんな経験がありませんか。
それ、もしかしたら「肝」の不調が原因かもしれません。
ここでは、なぜ不調が起きるのかと、簡単にできる対処法を解説していきます。
肝とは、漢方の考え方の一つです。
漢方でいう肝とは、西洋医学でいう甘草とは少し違います。
肝には、血を貯蔵する働きと、気を巡らす働きがあります。
また、自律神経の働きにも関係しています。
春は寒暖差が激しい季節です。
また、就職や入学、引越しなど環境の変化もある季節です。
これらはストレスになります。
肝はストレスに弱い性質があります。
ストレスの影響を受けると、肝の働きが落ちて不調がでることに。
肝の働きである気を巡らす作用がうまく行われなくなってきます。
気が滞った状態になるんです。
気がうまく巡っていることで、それぞれの臓器がきちんと働いて、体は調子よくなります。
気が巡らなければ体の働きは落ちることに。
ストレス→肝が弱る→気の巡りが悪くなる→イライラ・落ち込み・体の不調
このようにストレスが影響をしてきます。
また、自律神経の働きにも影響を与えます。
自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
交感神経は主に日中に働いています。
活発に行動ができるのは、交感神経の働きによるもの。
副交感神経は主にリラックスしているときに働いています。
夜にゆったり眠れるのは交感神経が働いているからです。
ところが、この2つの働きが崩れてしまうと、イライラしやすかったり、落ち込んでしまったりなどの不調につながります。
ストレスを減らすのが一番よいのかもしれませんが、ストレスを減らそうと思っても難しいですよね。
そんなときは、食材の力を借りてみましょう。
肝の働きを整える食材をとって、肝本来の働きをできるようにケアしていくんです。
肝によいおすすめの食材は
・香りが野菜・ハーブ
しそ、パセリ、パクチー、みつばなど
・酸っぱいもの
柑橘類、酢など
・魚介類
しじみ、あさり、ひじきなど
こういったものを日々の食事にちょこっとでもいいので取り入れてみると、肝のケアになります。
サラダにパセリを散らす、おやつに柑橘類を食べる。
こういったちょっとしたことなら取り入れやすいですね。
肝の調子が整ってくると、イライラもおさまってくるかも。