稲盛和夫さんは、京都セラミツク(現・京セラ)、第二電電(現・KDDI)の創業者で、JALを立て直した人。
京セラは最初、数人程度の社員でしたが、今では大企業としてよく知られています。
KDDIもJALも日本で知らない人はほとんどいないでしょう。
では、なぜここまで成功できたのか。
その秘密は利他の心です。
稲盛さんは『心。』の中で「行動の規範は損得ではなく、人間としての「正しさ」である」と語っています。
そして、利他の心で行ったことは成功率が高いとも述べています。
京セラは最初のころ、会社の発展を目標としていたそうですが、それを「全社員の幸福のため」を土台にしたことで急成長したそうです。
全社員のため。
これは利他の心です。
会社のためではなくて、そこで働く人のためなんです。
利他といっても自分を犠牲にする必要はありません。
苦しい思いをして何かをしてもらっても、してもらった方はうれしくありません。
自分が楽しんでできることでいいんです。
たとえば、人に教えることが好きだとします。
人に何かを教えることで、教えてもらった人は問題を解決できたり、一歩成長できたりします。
自分が楽しいこと、この場合は教えることが、人の役に立っているのです。
これも利他です。
それがいずれ収入につながることもあります。
お金を払ってでも、この人に教えてもらいたいという人が出てくるようになります。
自分が楽しんで人のためになることをする。
そうするとうまく物事が進んで行きます。