豆乳を飲むとのどがイガイガする。

リンゴを食べた後で口腔内に違和感がある。

 

もしかしたら、大人の食物アレルギーかもしれません。

 

食物アレルギーは子どもがなるもの、大人になれば改善してくるというイメージがあるかもしれません。

でも、このごろは大人になってからアレルギーを発症する人が増えてきています。

 

大人になってから発症しやすいアレルギーは野菜と果物です。

花粉症で悩んでいる人は、バラ科の果物(リンゴ、モモ、サクランボなど)でアレルギー症状がでることがあります。

 

では、どうしてアレルギーになってしまうのでしょうか。

その原因は2つあります。

 

ひとつは、ある食品を食べ続けること。

特定の食品ばかりを食べ続けていると、アレルギーを起こすことがあります。

 

もう一つの原因は、目、鼻、皮膚などとの関係です。

粘膜や皮膚にアレルギーの原因となる物質が触れることで、アレルギーを発症してしまうことがあります。

蕎麦や小麦を扱う製造工場で働いている人は、そばや小麦などに触れたり、呼気から粉塵を吸入したりしています。

これが繰り返されることで、アレルギーが発症するケースがあります。

直接口にしていなくても、アレルギーになってしまうんです。

 

意外なものでもアレルギーを起こすことがあります。

それは、化粧品です。

 

口紅やアイシャドウの一部の製品は、コチニール色素を使用しています。

コチニール色素とは、サボテンに寄生する昆虫エンジムシから抽出される色素です。

色素を生物から抽出するときに、除去し切れなかった虫体由来のアレルゲンたんぱく質が混ざっていることがあります。

アレルゲンたんぱく質が皮膚や粘膜から侵入をしてアレルギーが発症すると考えられています。

何度も同じ化粧品を使っているほど、アレルゲンたんぱく質に触れる機会が多くなるので、アレルギー発症の可能性が高まります。

 

以前に茶のしずく石鹸を使って小麦アレルギーになってしまったという事件がありました。

これは皮膚を通して小麦成分が体内に入ったからです。

 

大丈夫と思って毎日口にしたり、皮膚などに使っていたりするものが、アレルギーの原因になる。

大人のアレルギーの原因は身近なところにあるんです。

 

 

『大人の食物アレルギー』 福冨友馬