漢方は婦人科疾患の治療が得意です。

生理痛、生理不順、不妊などで漢方薬を処方されている方もいるのではないでしょうか。

 

でも、漢方薬を飲んでいるのに効いている気がしない。

そんなことがありません。

 

西洋薬でも漢方薬でもそうですが、薬を飲むだけでなく、生活習慣も変えないと薬の効果が十分に発揮されません。

生理痛や生理不順などの場合は、特に生活習慣の改善も一緒に行っていくことが大切です。

 

そうはいっても、あれもこれもと健康のことを考えて行動を変えるのは大変ですよね。

いろいろ整えることが大切ですが、特に重視して欲しいのは睡眠時間をたっぷりと取ることです。

 

では、どうして睡眠時間をたっぷり取ることが必要なのでしょうか。

 

漢方には「気・血・水」という考えがあります。

 

気とは、体に元気を与えるエネルギーのようなもの。

血とは、体に栄養を巡らせるもの。血液の働きのことを主に指します。

水とは、血液以外の体液のことです。

 

これら3つのバランスが整うことで、体も心も元気な状態が保たれます。

 

生理痛がひどかったり、生理が遅れていたりする人は、血が不足しがち。

 

血は寝ている間に作られています。

眠っている間に作られた血は日中の活動で消費され、また夜になれば眠って補充をします。

ところが、睡眠時間が少ないと血が十分に補充されません。

 

血は卵子や子宮に栄養を送っています。

不足すると、卵の質が低下をしたり、子宮内膜が十分な厚さにならなかったり、抜け毛が増えたり、肌につやがなくなったりなどの変化が現れてきます。

 

血が足りないときには、生命の維持を優先して、生理にエネルギーを十分に回すことができません。

そして、生理不順になってしまうことが。

 

血が足りないと、十分に流れません。

大雨が降ると川の流れが勢いよくなりますよね。

これとは反対に、水の量が少ないと流れが遅くなります。

これと同じで、血液も量が少ないと流れが悪くなるのです。

流れが悪く滞っているところに痛みがでます。

これが生理痛です。

 

生理痛や生理不順など女性の悩みを解消するためには、とにかく眠ることが大切です。

毎日しっかり眠っているという人でも、睡眠時間は6時間ほどということが少なくありません。

生理のある女性なら7時間以上は眠りたいものです。

現在悩みを抱えているなら8時間くらいは睡眠時間が必要です。

 

たっぷり眠れば元気になる。

そして、ハツラツとした毎日を過ごせるようになってきます。

 

『マンガ睡眠と漢方で治す婦人科疾患』 三宅和久