困っている人を助けずにはいられない
頼まれると断ることができない
自分はみんなを陰で支えている
こんな人は「いい人」です。
いい人をやっていれば、みんなから喜ばれる。
みんなから喜ばれれば自分もうれしい。
だから、みんなハッピーになりそうですが、実はそうではありません。
たとえば、夫には仕事で悩みがあるようなので、妻は話を聞いてアドバイスをしたとします。
妻としては夫のためと思っていますが、夫の方は「お前に何がわかる」と思っています。
そうして、夫は妻のアドバイスに従いません。
そうすると、妻は「何で私がいってあげたことをやらないの!?」となります。
横暴になってしまうんです。
夫は叱られているような気分になり、いい思いはしません。
妻はいい人をやろうとしたのに、夫にとってはいい人ではありません。
この場合だと、夫は妻のおかげで嫌な思いをしています。
こうして、自分も他人も不幸になるのです。
人間には、常に同じ状態でいようとする恒常性が備わっています。
体温がいつも一定に保たれているのは恒常性のおかげです。
人間関係でも恒常性が働きます。
自分がいい人をやっていると、そのバランスをとるために周りの人は悪い人をやるようになるんです。
親が子どものためと思ってあれこれ口出しをすると「うるせえ、くそばばあ」と言い返された。
これもバランスをとるためで、親がいい人を演じれば、子どもが悪い人を演じるようになるんです。
いい人がいなくなれば、悪い人もいなくなります。
つまり、自分がいい人をやめれば周りの人が変わるということです。
「自分がなんとかしなければ」と思うかもしれませんが、案外自分が何もしなくても周りはうまくやっていきます。
他人に任せることを一度やってみると、それがわかります。
いい人は他人中心で動いているので幸せではありません。
他人の快・不快にあわせて行動しているんです。
その結果、周りから浮いてしまったり、自分が嫌な気持ちになったりします。
同僚たちと一緒にランチをしながら会話をしているとします。
みんなが楽しそうなので、自分は楽しくないけれど、周りにあわせて楽しそうにします。
そうすると、何だか自分だけ浮いているように感じる。
そして、周りを白けさせる。
本人は仲間外れにされているようで楽しくありません。
他人の快・不快にあわせているため、こういったことが起こってしまうんです。
「この人、本心ではないな」というのは、何となく周りの人たちは察するもの。
では、どうすれば自分も周りもハッピーになるのか。
それは、自分の快・不快に従って自分中心になればいいんです。
自分中心だと自分が幸せになります。
自分が幸せだと周りに広がって、周りの人たちも幸せになります。
自分が太陽になったようなものです。
太陽は周りに光を与えて、星を輝かせますよね。
自分が輝くと周りも輝く。
そして、幸せになります。
いい人を演じない方が物事はうまく回るんです。