自傷行為には、直接的なものと間接的なものがあります。
直接的な自傷行為とは、リストカットのような直接自分の体を傷つけるものです。
間接的な自傷行為とは、摂食障害、薬物乱用・依存など、じわじわと自分を傷つけるものです。
長期的に行うことで健康に影響を与えます。
私の場合は摂食障害(拒食)です。
もう20年くらい経ちます。
20年も食べる量が少ないと栄養不足の影響で、腎臓、肝臓などの臓器にダメージがたまっていることでしょう。
生理はずっと止まっているので、卵巣機能は落ちていて、妊娠は難しい状態だと思います。
骨粗しょう症も心配です。
食べないことで、こうやってじわじわと自分を傷つけているんです。
でも、私には自分を傷つけている自覚はありません。
リストカットをしている人も、これは大変なことだ、自分を痛めつけているとは、思っていないのかもしれません。
自傷行為に対して世間は偏見を持っていると思います。
「自分を傷つけるなんて気が狂っている」
「甘えだ」
「弱い人だ」
そんなふうに思っていませんか。
自分を傷つける行為は、本人が無意識に発しているSOSであることがほとんどです。
また、自称をする人に理由を聞くと「いやな感情を忘れるために切った」「痛みでつらさを紛らわそうとした」という答えが聞かれます。
生きているのがつらいんです。
自傷をすることで、やっと自分を保っているんです。
自傷をする人に対して「そんなのやめなよ」というのは、理解をしていない対応だと思います。
そんなことをいわれると、自分のことをわかってくれていないと思ってしまいます。
そして、ますますつらい思いをしてしまうことでしょう。
自分を傷つけることで、なんとか生きのびているのに。
私も拒食症で入院する前に親から「もっと食べなさい」と叱られたことがあります。
食べる・食べないなんて、人の勝手じゃん。なんでそんなことで怒られなきゃならないんだ、と悲しい気持ちになった記憶があります。
お腹が空かなくて食べられないのに、まったく理解してくれていませんでした。
では、どんな反応をしたらよいのか。
適切な反応とは
・穏やかに冷静な態度で向き合う
・告白をねぎらう
・自傷をせざるを得なかった状況に関心を持つ
こういった対応をとれば、自分のことを理解してくれた、わかってくれる人がいると思い、本人は少しは気持ちが楽になると思います。
自傷行為をしなくてすむようにするには、周囲の理解が大切です。
その人の立ち場にたって、その人の気持ちをくみとってあげて欲しいです。