自閉症スペクトラム障害(ASD)の女性は、ガールズトークが苦手なことが少なくありません。
ガールズトークとは、うわさ話や恋愛話など、女性同士でないとできない話のことです。
ASDの人は、コミュニケーションをうまくとれない傾向があり、場違いなことをいってしまう、自分のことばかり話す、相手の話しに割り込む、思ったことをそのままいうなどしてしまいがちです。
女性同士で話しているときも、そのとき話されている話題とは関係ないことを話し始める、場違いなことをいってその場を凍らせてしまう、話に興味を持てないなどすることがあります。
そのため、ガールズトークにうまく入ることができません。
学校や職場では女性同士で集まって話をすることがあると思います。
しかし、ASDの人はそこにうまく入ることができず、孤立してしまったり、人間関係で悩むことがあります。
そんなときは、無理に会話に加わろうとするのではなく、聞き役に徹すればいいんです。
人間は自分の話しを聞いて欲しいという欲求があるので、話を聞いてあげると喜ばれます。
話を聞いていることがわかるように、適度に相槌をうつようにします。
こんな例があります。
ある外国人が日本人の家に食事に招待されました。
しかし、その外国人は日本語がわかりません。
友人に相談をしたところ、にこにこしながら相槌をうって、ときどき「そうですね」といえばいいとアドバイスをくれました。
実際にその通りにして、食事は和やかに進みました。
この例のように、相槌をうつだけでもうまく周囲にあわせることができます。
ただし、この話には続きがあります。
食事の最後にその家の奥さんが「おそまつさまです」といったとき、その外国人は「そうですね」といってしまったんです。
日本語がわからないので仕方がないですが、ガールズトークに加わるときには、意見を求められることがあるかもしれないので、話はちゃんと聞いておいた方がよさそうです。
一人でいることが好きなら、無理をしてガールズトークに入っていこうとするのではなく、一人で過ごすのもいいと思います。
友達をたくさんつくらなくてもいいんです。
一人でもいいので話ができる人、困ったときに頼れる人がいればいいと思います。
そうやって考えると、学校や職場での人間関係が楽になると思います。