「○○をしてあげたのだから、□□をしてくれて当たり前」
この考えをなくすと日々の生活がもっと楽になります。
「親切にしてあげたのだから、お礼をいうのは当たり前」
「男なのだから、女に優しくするのは当たり前」
「妻は家事をするのが当たり前」
当たり前だと思っていることを他人がやってくれないと、イラッとしたり失望したりします。
口には出さなくとも「なんでお礼をいってくれないの」と不満がたまり、友達同士や夫婦間で険悪な雰囲気になってしまいがちです。
では、その「当たり前」は誰が決めたことでしょうか?
戦争中は国のために命を懸けて戦うことが当たり前でした。
戦地に行くことは拒否できず、命令に逆らえば非国民として扱われてしまいます。
この当時は、戦地で戦うことが立派だとされていたのです。
また、派手はものを身につけることは許されず、たとえ外からは見えなくても赤いパンツなど一般の人が履くことはできませんでした。
しかし、今はどうでしょう。
戦争はやってはいけない、そう考えている人は多いはずです。
国のために命をかけることは当たり前ではなくなりました。
赤いパンツは普通に履くことができます。
戦争中と戦後では、まったく世界が違います。
今日当たり前と思っていることが、明日になったら当たり前ではなくなってしまったのです。
今の日本でも、今日当たり前だと思っていたことが、明日になったら当たり前ではなくなっているかもしれません。
その時代、地域、個人の考え方によって変わってくるのです。
「親切にしてあげたのだから、お礼をいうのは当たり前」と思っているのはあなたです。
お礼をいうのは当たり前、と思っていない人もいます。
親切にしてあげたのはあなたの意思によるもので、何かをしてあげようとして行動に移したのはあなたです。
「~をしてください」とお願いされたとしても、それを実行するのか、断るのかは自分の意思で決めることができます。
自分で決めたことに対して、「お礼をいってくれないのは失礼だ」と怒るのはどうなんでしょう?
「妻は家事をするのは当たり前」と思っているのもあなたです。
現代は男女均等法のもと、男性も女性も性別に関係なく仕事を持っています。
主夫と呼ばれる人たちもいます。
相手が期待に応えてくれない、自分の思い通りにいかない、そういう時にはイラッとしたり失望したりします。
「こうするのは当たり前」と思っていて、その期待に応えてくれないから、イラッとしたり失望してしまったりするのです。
また、そういったことが続くと精神的に疲れてきてしまいます。
「当たり前」という考えをなくせば、心が動じず、安らかにくらせます。