私は摂食障害だった影響でなのか、肋骨をどこかにちょっとぶつけるだけですぐに痛くなります。
骨にひびが入ったのではないかと思います。
摂食障害の人は骨が弱くなりやすいのですが、その理由は主に3つあります。
食べる量が少ない
摂食障害(拒食症)の人は食べる量が少ないです。
過食症の人でも嘔吐をしていると実際吸収される量は少なくなります。
そのため、食事からのカルシウム摂取量が減少をします。
カルシウムは骨を丈夫にするためには欠かせない栄養素で、カルシウムが不足をすると骨がスカスカになりやすくなります。
他にも、カルシウムの吸収をよくするビタミンDやマグネシウムなども不足しがちです。
女性ホルモンの減少
骨は常に吸収と成長が行われています。
女性ホルモンのエストロゲンには、骨の成長を促し、骨の吸収を抑える働きがあります。
性腺刺激ホルモン放出ホルモンの刺激を受けて性腺刺激ホルモンが分泌され、そのホルモンの影響で子宮からエストロゲンが分泌されています。
飢餓状態ではレプチンというホルモンの分泌量が低下をします。
レプチンには性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌を促す働きがあるのですが、飢餓状態によってレプチンの分泌が低下をしてしまうと性腺刺激ホルモン放出ホルモンの分泌が抑制され、その先にある経路のホルモンの分泌も抑制されてしまうため、結果的にエストロゲンの分泌量が減少をします。
その結果、骨の吸収と成長のバランスが崩れて骨が弱くなります。
骨芽細胞への作用
破骨細胞によって骨の吸収が行われ、骨芽細胞によって骨の形成がされます。
レプチンには骨芽細胞の働きを促す作用があります。
レプチンの分泌量が減少をすることで骨芽細胞への働きかけが弱まり、その影響で骨が弱くなりやすいと考えられます。