おいしい緑茶といっても人それぞれ好みがありますが、機器を用いた評価法でお茶のおいしさが研究されています。
抽出時間は2分
緑茶のおいしい抽出時間は2分です。
うまみと渋みを計測してみると、抽出時間が2分まではうまみがゆるやかに上昇しますが、それ以降はうまみが降下をしていきます。
それに対し、渋みは抽出時間が長くなるほど増してきます。
つまり、抽出時間が長くなるほど渋みを感じてしまうということです。
うまみを感じたいなら抽出時間は2分です。
お湯の温度
緑茶のうまみとなっているのがテアニンなどのアミノ酸です。
テアニンなどは低温でも抽出されます。
一方、渋みや苦味のもととなるカフェインやカテキンは高温で抽出されます。
冷水やぬるめのお湯で抽出をすればうまみを感じやすく、高温で抽出をすると渋みや苦味が強くなります。
茶葉の量
茶葉の量が多いほどうまみが増します。
茶葉を多くしてもある程度の量の茶葉になると、それ以上渋みは強くなりません。
お茶の種類別の淹れ方
・玉露
玉露の特徴はうまみです。
これは煎茶や番茶に比べてテアニンが多いからです。
テアニンは低温でも抽出されるので、玉露のうまみを感じるなら60℃くらいのお湯で抽出するのがおすすめです。
・番茶
番茶はカテキンを豊富に含んでいます。
カテキンには殺菌作用や抗酸化作用があるといわれています。
カテキンは高温で抽出されるので、カテキン豊富の番茶を飲みたいなら熱いお湯で淹れるのがおすすめです。
・煎茶
うまみを出したいのか、苦味や渋みを楽しみたいのかによって、煎茶を淹れるときに使うお湯の温度を変えてみてください。
参考文献『お茶の科学 「色・香り・味」を生み出す茶葉のひみつ (ブルーバックス)』