「酵素ドリンクでダイエット」と雑誌で特集されていたり、口コミで話題を呼んでいます。
実際、酵素ドリンクを飲んでやせた方もいるようです。

酵素ドリンクは酵素を摂取することでやせるといわれているようですが、実はそうではありません。
では、どうして酵素ドリンクでやせられるのでしょうか。

 


酵素は生命維持になくてはならないものです。
消化・排泄・解毒・代謝など、すべて酵素によって行われています。
酵素がなければこれらの活動をすることができません。

 

酵素は毎日体内で作られています。
体内で作られる酵素には、消化酵素と代謝酵素の2種類があります。
1日で作れる量や一生で作れる量には限りがあります。

体は消化を優先させていて、消化酵素が優先的に作られて、余った分で代謝酵素が作られます。

 

つまり、暴飲暴食をしたり消化に悪いものを食べると、消化酵素にエネルギーが浪費されてしまい、代謝酵素が減少します。
代謝酵素が減ることで体の代謝が滞り、やせにくくなってしまうのです。
その他にも、便秘や肌荒れなどの不調にもつながります。


酵素を摂取すると消化酵素に使われるエネルギーを節約できて、代謝酵素が増えるといわれています。
その結果、代謝がよくなってやせるという理論です。

 


しかし、酵素ドリンクを飲んでも酵素を摂取できません。

酵素は熱に弱い性質があり、48度以上の熱を加えると活性が失われます。
活性が失われた酵素を摂取しても、消化や代謝を助けてくれません。
酵素ドリンクは清涼飲料水に分類されていて、加熱殺菌が義務づけられているので、熱が加えられて酵素活性が失われています。

 


では、酵素の働きでないとしたら、なぜやせるのでしょうか。

それは、摂取カロリーが減るからです。
酵素ドリンクは、置き換えやファスティングに利用することが一般的です。
置き換えやファスティングをすれば摂取カロリーを減らすことができます。
摂取カロリーよりも消費カロリーの方が多ければやせます。

酵素ドリンクは1杯が20kcal程度です。
1食置き換えただけで500kcal程度は摂取カロリーが減ります。

 


やせるのはうれしいかもしれませんが、問題点もあります。
それはまた今度書きます。