「はらこめし」という名前の料理をご存知ですか?
東北地方の郷土料理の名前で、
鮭の煮汁で炊いたご飯のうえに
鮭とイクラがのっているどんぶりご飯のことです。
先日東北旅行に行ったとき、
「この店のはらこめしはテレビにも出ていたし、
ネットで調べても有名だから一度食べに行こうよ。」
という友人の一声で行ってきました。
ところが、お店でだされた「はらこめし」は
ご飯はぱさぱさ、味もなく、テレビやネットで
紹介されるほどおいしいとは感じません。
私だけがそう感じているのかと思っていたら、
食べた後、移動の車の中で友人たちが
「なんだか、美味しくないよね。」
「テレビで見たときはご飯に色がついていたから、
さっき食べたのは偽物とちがうかな」
先ほどのものが本物かどうか、
誰も食べたことがないので判断がつきませんでした。
「はらこめし」は、簡単に作れそうだったので旅行から帰ってきてから
早速私なりにネットで調べて見よう見まねで作ってみました。
通常はらこ飯は、ご飯は鮭の煮汁と醤油、砂糖、みりんで炊きます。
私は、鮭とイクラをのせるご飯に、濃い色のご飯では、
見た目にあまりおいしそうに思わなかったので
薄口しょうゆを使って炊いてみました。
ひとくち食べてみると、ご飯がパサついています。
「旅行先で食べたはらこめしもご飯がパサつき、
味も薄味だったのであれは偽物ではなさそう。」
息子は、はらこめしに刻んだ味付けの刻みのりと醤油をかけていました。
「翔ちゃん、それ美味しそうね、少し食べさせてくれる?」
「いいよ。どうぞ」
一口食べてみると味がしっかりついてほんとうに美味しかったのです。
「そうか、このどんぶりはご飯の味をしっかりつける方が美味しいかもしれない。
ネットで調べたご飯の色も、濃い味付けだとわかるくらいの色だった。」
旅行先で食べた「はらこめし」もおそらく本物だったのでしょうね。
料理はレシピがきちんと決まっているようで、
実は人の好みにあうようにいくらでも変えられる自由度が大きいのだと思いました。
その自由度をどこまで楽しめるかも作る楽しみになるのではないでしょうか。
いままで、あまり関心がなかった料理ですが、
次回からは味付け、盛り付け、素材選びを
どこまで自由に変えられるか想像しながら料理の味わいを楽しめそうです。




