近くのオーバル(競技場)で見た仲良しマグパイ
フェルデンクライスのまさみちゃんからfacebook経由で
「Australiaではコンタクトインプロのダンスはされていないのでしょうか」
とのメッセがありました。
ん?コンタクトインプロのダンス?何?ってことで
好奇心旺盛な私はすぐに検索。
正式には contact improvisation(コンタクトインプロヴィゼイション)
アデレードにもありました、やっているところが。
Contact Improvisation Adelaide
それもこの日曜日にイベントがあるようなのですが、
時間的に参加はちょっと難しいかなぁ。
創始者のスティーブ・パクストンさんはアメリカを代表するダンサー・振付家で、
モダンダンス、バレエ、合氣道、太極拳、ヴィパッサナ瞑想などの研究をされてきたのだそうです。
そして、この contact improvisation(コンタクトインプロヴィゼイション)なるもの、
日本のダンサーである手代木花野さんによると「合氣道から生まれたもの」で
「合氣道のように相手の動きを利用してそのエネルギーをダンスに取り入れようとしたのが始まり」だとか。
う~ん、ますます面白そうと思っているところへまさみちゃんが送って来てくれたのがこの動画です。
Atelier Danse contemporaine proprioceptive Ingrid
埋め込み方がわからなかったのでクリックしてご覧くださいませ。
そして彼女のコメントが「こちら、何だかやよいさんのワークを思い出しました」
さっそく送って来てくれた動画を見ました。
検索して出てきたコンタクトインプロヴィゼイションのダンスの
他の動画も見ましたが、まさに身体で行うコミュニケーション。
ダンスという側面から見るとからだのしなやかさとか無意識のうちにからだを細分化して使うハイレベルのテクニックが要求されるようですが、相手がいて内面から出て来るお互いの動きを感得しながらのムーブメントととらえると、ふたりで行う活元運動ともとらえれますし、何よりもふたりで行う脱力ボディワークのスタイルのひとつともとらえられます。
私はこういったワークはひとり対ひとりでしか行ったことがありませんが、動画の方はひとりの人に対して数人でサポート(?)しています。その違いはあれど、共に在ることを重視している点はまさに脱力ボディワークそのものではないかと思ったのでした。
数人でのムーブメント、アプローチのしかたは多少異なっていますが、
数人で行っているか、ひとり対ひとりで行っているかの違いはあっても
共に在りながらのムーブメントの根本的な部分は、
まさにこれまで何人かの方とさせていただいたことがあるセッションそのもののように感じました。
頭で動きを考えるのではなく、まさにお互いが感じるままに、
相手の内側から起こってくる動きをお互いに尊重し、
からだの声を聴きながら
どちらがリードするということもなく
からだでコミュニケーションをとりながらのムーブメント・・・ダンス・・・・
どちらか一方がコントロールするのではなく、まさに即興 (improvisation) で contact していくのですね。
帰国してからのワークの構想が広がっています。
こちらにいる間にコンタクトインプロヴィゼイション、体験できるとうれしいな。