僕が保有する唯一のLomography製カメラ
Fisheye 2. 魚眼写真しか撮れない(笑)

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組み立て式一眼レフとは?


グーグル・ディスカバーが出してきた記事にこんなのがありました。


組み立て式の一眼レフカメラ「Konstruktor F Camera」を組み立ててみた!

2024年03月07日 18時00分更新

文● ジャイアン鈴木 

https://weekly.ascii.jp/elem/000/004/187/4187472/ 


親に『学研の科学』をおねだりして定期購読していたカメラ馬鹿としては、心を鷲づかみにされるタイトル。グッと来ますね。


本記事で紹介されている「Konstruktor F Camera」はロモグラフィーの製品とのこと。オシャレな外観でエモい絵が撮れる(エモい絵しか撮れない)カメラで有名なメーカーです。オーストリアの会社なんだって。それは本記事で初めて知りました。


トイカメラで有名なメーカーと言うと、なんとなく本気度が伝わりにくいメーカーかもしれません。でもカメラだけではなく、様々なフォーマットのカラーネガ・モノクロネガフィルムをそれなりに安定供給してくれているので、21世紀の写真文化への貢献度が実はけっこう高かったりします


【注】

本ブログ上の写真は「Konstruktor F Camera」ではありません。


さて、組み立ての難易度や注意点は元記事に丸投げしますのでリンクから飛んで読んでください。ここでは少し補足的なことだけ書きます。


まずは基本スペックについて、記事から引用。


本製品は35mmフィルムを使用するレンズ交換可能な一眼レフカメラ。焦点距離は50mm、絞りはF10。シャッタースピードは1/80(N)またはバルブ(B)を選択可能。ISO感度の調整機能は用意されていません。

(2ページ目)


絞りがF10固定、シャッタースピードも1/80固定ということは…ざざっと計算するとフィルムの感度は晴天屋外でISO100または200といったところか。たぶん朝・夕方や曇の日ならISO400。明るい室内もISO400でなんとかなるか…?(計算方法が気になる方は「渡部さとる 感度分の16」で検索してください。)


とりあえずそこまで考えてから3ページ目まで読み進めると、ちゃんと推奨フィルム感度が条件別に書かれてありました。上の計算で大体正解。屋内はISO800推奨とのこと。最近そんなニッチな感度のフィルム売ってるのか…?


完成したカメラは確かに一眼レフですが、普通お店で見かけるのとは少し雰囲気が違います。撮影用のレンズを通った光をミラーで反射させてファインダーへと上げるので、構造的に一眼レフに間違いないのですが、ペンタプリズム(ペンタミラー)がありません。


あるあるな一眼レフカメラ(PETRI FT-EE)
真ん中の山みたいな部分にペンタプリズムがあり、
本体背面のファインダーで撮像が見られる仕組み


だから、レンズが結んだ像を背面のファインダーで覗くのではなく、二眼レフカメラのようにファインダーを上から覗き込むようになっています。一眼レフの仕組みを知らないと、文章で説明されても「???」だと思うので、リンク先で写真を見てください。

m(_ _)m


完成品は、それなりに本格的なトイカメラのように見えます。さらにカメラの組み立てというロマン込みで4170円というのはかなりお手頃価格。来月のお小遣いで買えたら良いなぁ。