待ぢ!受けるんですけど! -8ページ目

プライベート★ニャイドル_02

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プライベート★ニャイドル_02

ニャイドルの休日。
ランダムで表情が変化。
時計、カレンダー付き。

・・いつも制服なので私服バージョンです。
ギャルあがりの設定ですがちょっとお淑やかな?感じです。

タイトルが『プライベート★ニャイドル_02』なのですが
『01は』 の右側になります。

泣きたいんですけど。


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第三話 

グイーン、グイーン、グイーン…

あれっ、なに!?
勢いよく動きだしたコピー機は、1枚目の書類を何度も何度も印刷しはじめたではないか。
止まらない。どんどん出てくる。
クリアとか、押しても、まったく止まらない。

真っ白な紙に、何枚も何枚も、1枚目の書類の複製が印刷されて出てきた。
ストップ押してもだめ。リセット押してもだめ。止まる気配はまったくない!
どうしようっっ…

「なにしてるの?」

冷たい声に、びくっと私は振り向いた…。

それは、腕組みをしたオツボネギツネが立っていた。

グイーン、グイーン、グイーン…
動き続けるコピー機の音に、気まずい沈黙が流れた。

「ちょっと! 紙、もったいないじゃないの!」
オツボネギツネは血相を変えて、私を押しのけた。

ピッ、ピッ、ピッ…

オツボネギツネはコピー機を操作する。

あ…

止まった…

「ちょっと貸しなさい」
オツボネギツネは私の持っていた書類を奪った。
「何部、とるの?」
「あ、え、えーと…」

そういえば、聞いてなかった。
は~っ、とオツボネギツネはため息をついた。
受付の電話を取り、話し出す。
「あ、受付です。すいません、企画書のコピーなんですが、何部必要ですか」
内線で話しているらしい。
「はい、わかりました。」
電話を切ると、オツボネギツネはちょっと気を取り直して説明をはじめた。
「書類は揃えておけば、まとめて読み取りできるから。先にコピーを選択する。それからソート」
「はい。」
「メモはいいの?」
「あ、はい」
どうしよう、持ってない。わたしがおたおたしてると、受付にあった紙とボールペンを、オツボネギツネは黙って押しつけた。
「すいません」
受け取ってメモを取る。
「画像と写真選択しないと薄くなるから。あと、ぎりぎりまで画像がある時は欠ける場合があるから、チェックして…だめね。そしたら『ちょっと小さめ』でやってみて。…これで大丈夫。あとはホチキスを左上でとめといてね。」
「左上、ですね」
あわててメモを取る私。
「初めてなんだから、メモはいつでも携帯して。同じこと何度も言わせないでね」
「は、はい」
「それから、失敗したやつ、裏紙に使うから、後で持ってきて」
「はい、すいません」
「あ、それからホチキス、文房具類はここにあるから…」
オツボネギツネさんはホチキスを2つ、取り出した。
そして私に1つ渡す。
私たちは並んでホチキス止めをはじめた。
この人・・・意外と面倒みよくて親切なのかも・・・。

「わからないことがあったら、ちゃんと上に聞く。自分の判断でやらないの。報告、連絡、相談。就職活動で習わなかったの?」

前言、撤回。そんなキツく言わなくてもいいじゃない。
こっちは何もかも、はじめてなのに。
けど、言いたいことを言い終わると、オツボネギツネは急に態度をやわらかくしていた。


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「熊本クン、イケメンよね。」

「えっ…」

私はあっけにとられた。

「面接のときから女性の間で評判だったのよ」

「え~っ」

「すんごい頭もいいの。契約の子たちもみんなねらってるわ」

「はあ…」

「しかも、家は資産家らしいわよ。あ~私も10年若かったらなあ」

みんな、だまされてるんだ。

「興味、ないの?」

あってたまるか。

「あいつ、チカンなんです。」

「え・・・?」

「今朝、電車で。犯罪ですよ。」

「触られたの?」

私の期待とは裏腹に、オツボネギツネは興奮した表情で私を見た。
「え~、怒ることないじゃない!」

へ・・・?

なんでこんな話の流れになってるんだろう。
「もっとしてってせがんじゃえばよかったのよ」
「とんでもない!」
私は声を荒げてしまった。
「仕事でどうしても必要じゃない限り、あいつとは口をききませんから」
「そ~お?」
話題は、それきりになった。オツボネギツネは、若い人に無理して話題を合わせようとしてすべってるんだろうか。それとも、本気で言ってんのかな。だとしたら、ちょっとコワイ…。私たちは、黙って作業を続けた。

**
5時半。新人は帰っていいと許可が下りた。
どっと疲れていた。
一刻も早く、家に帰りたかった。

「お疲れ様でした~」
最後の力を振り絞って、笑顔であいさつをすると、私はそそくさと会社を出て行った。
こんなに、何もできないなんて…。
ただ座ってるだけの自分が、情けなかったし、オツボネギツネさんには怒られるし、チカンには遭うし、よりによってそいつが同僚だし。しかも、そいつに、アイプチばらされるし。

誰かと無性に話したかったけど、誰にも話す勇気が出なかった。
大手受かった子たちはみんな、私の選択に賛成じゃなかった。
話しても、たぶん、わかってもらえない。「ほらね」って言われるのがオチかも。

「みんなのキレイを応援する本を作りたい」

面接でそういったのは、ほんの3か月前のこと。

それなのに…

失敗ばかりのこの初日が…今後の私を運命づけることになろうとは、そのときの私には思いもよらなかった。

・・・つづく

キラキラ☆Jewelry

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キラキラ☆Jewelry

ニャイドルが宝石になりました。
小さなハートがどきどきします。
時計、カレンダー付き。

・・待ぢ受けFLASHの人気ジャンル「キラキラ系」の第三弾!
ブルーに続いてピンクも登場しました。
神秘的な雰囲気のが好きな方へお勧めの待ち受けです。