待ぢ!受けるんですけど! -9ページ目

新キャラ登場!?

illust_30 illust_31
ミーコ

ニャイドルの幼馴染。

会話が支離滅裂。喜怒哀楽の差が激しい。
血統はアメリカンカールだけどカールしてないのがちょっぴりコンプレックス。
でも彼氏とラブラブ中。
好物はモンブラン。

過去にニャイドルと電話していたことがありますが
ついに10話で登場!しました。

気になる方は要CHECK!(小説は無料です。)

Nyai★Phone

illust_27 Nyai★Phone

iphone風待受け。
アイコンの見方。
・month→月
・Day→日、曜日
・Day-Night→朝昼晩表示
・Clock→時間の表示

他にもさまざまなギミックがあります。

・・デザイナーが
「職場のiphoneを見て思いついた。」FLASHだそうです。
iphoneの起動っぽいアクションがそれっぽいです。

今が旬の?FLASHです。

許せないんですけど!


novel_002

第二話

「おはようございます! 本日からお世話になります、熊本です! 初日から遅刻してたいへんもうしわけありませんでした~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!」

威勢のいい声を出して深々と頭を下げる新人。初日の遅刻なんてそりゃあ萎縮するでしょ。
頭を下げたまま動く気配がない。しびれをきらして社鳥が声をかけた。

「顔ヲアゲナサイ」

そろそろっと顔を上げる熊本。

が…

あ…

コイツ…

「ぎゃ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!」

私は叫んでた…。そいつは…
今朝のチカンじゃないのっ。

「なんでアンタがここにいるわけっ!?」

最悪…

ケーサツは? ショルイソーケンされたんじゃないの?
こらしめたはずなのに。
おまわりさん、結局コイツのこと信じたんだ…
事情徴収ほったらかした私もわるかったけどっ
で、なんでそいつがよりにもよって…
彼は私の質問には答えず、じろじろ私を見ている。

「目…」

「へ??」

「とれてるよ、アイプチ」

へっ????

顔がカーッと熱くなる。
みんなの視線が、私の眼のまわりにあつまった。
いや、見ないで…
頭が混乱してぐるぐるした。
それなのに、周りの人たちが私たちをかわるがわる見つめる。

気まずい沈黙が流れた。
あれ…涙がにじんできた。
熊本が、それを見てはっとした表情をしたけど…
耐え切れずに私は何も言わずにトイレに駆け込んだ。

「おいっ」

熊本の声が、私を追いかけていた。

**
トイレに行ってアイプチを直した。
確かに、片方だけ取れてる…。
気にしてる奥二重が、かたっぽだけはれぼったく戻っている。かっこわる…
みんなに知られたくない素顔。そのなかでも特に嫌いなところが奥二重。
朝走ったから、汗でとれていたのかもしれない。
それだってあいつのせいじゃん。
失礼なやつ。
そんなこと、みんなの目の前で言わなくたってよくない?
私の、大事なとこ、触ったりして…ほんと、ひどい…涙がこぼれた。

大手のメーカーの一般職を蹴って就職した会社なのに…。
なのに…先が思いやられるスタートに、すっかり気が重くなっていた。

顔を直して戻ったとき、

「ただいまあ」

せかせかとはいってきたのはキツネのおばさん…もとい…女性社員だった。
「オカエリ、チョウドヨカッタ」
「あら、新人さん?」
いかにもお局さんって感じのきつそーな感じ。
私は心の中でオツボネギツネ、と彼女に命名した。
「パソコン用意できてるんだっけ?」
「あ、できてます…」
犬のおじさんはキツネのおばさんの言葉にすぐに反応した。
彼女におびえているみたいにもみえる。

「じゃあ、そことそこ、ふたりね」
となりあう二つの席を指さして…
彼女は私たちに座るように指示した。

鬼…

悪魔…

できるだけ熊本から離れて座った私。
社内の人はみなせかせかと動いている。
社鳥は動かないけど、それなりに彼は彼で忙しいみたい。
とにかく私たちをかまってくれる人は誰もいなかった。

「かわいい格好ね。これからパーティー?」
とさっそくオツボネギツネさんにイヤミ言われて。
「まあまずは会社の雰囲気に慣れてくれよな」
キジネスマンがそう言って営業に出かけて行ってからは、放置されてる。
犬のおじさんはちらちらこっちを見ているけど、オツボネギツネさんに言われた仕事が山のようにあるみたい。

途中、熊本が一度、話しかけてきた。
「さっき、ごめん。君がそんなに気にしてるなんて思わなかったんだ。それから朝のこと、神に誓って、俺じゃない」
私は、聞こえないふりをした。私の社会人初日をめちゃめちゃにして、人の気持ちをずたずたにして、あやまってすませようなんて…。絶対に、許してなるものか。

そんなわけで、パソコンの前に座ったはいいけど、そのまま、することもなく、座っている。

普通なら…
まずここで、新入社員のふたりで仲良くなって、
それからだんだん会社の人たちと溶け込んでいったりするんだろうな・・・
それがよりにもよってチカンだから…。
私は話す相手もいないんだ。

目の前で電話が鳴る…
なんだか遠くの音みたいに聞こえる・・・

「はい、アニマルプラネットです。・・・お世話になっております。・・・申し訳ございません、外出しております。」

隣の声に顔をあげた。
驚いたことに、落ち着いた対応をしているのはチカン&無礼者の熊本だ。

「…はい…了解しました。伝えておきます。大蛇出版のヘビサキ様ですね、かしこまりました。…はい、失礼いたします」

彼はもう、仕事をしてるんだ。
はっと私は目が覚めた気がした。
こんなやつに負けたくないっ。

忙しそうなワンちゃんに、手始めに声をかけることにした。
「あの、なんか手伝うこと、ありますか」
「あ~、う~ん、じゃあコピーとっといてくれる?」
こ、こぴ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~?????
制作会社に入って、本を作ろうと思って入ったのに、コピー????
でも…
ふと見ると、熊本は熊本で、書類シュレッダーにかけたりとかしてる。
コイツより役立たなかったら最悪だもん。
私は犬のオジサンから書類を受け取った。

**
コピー機は受付のほうにあるらしい。渡された書類を抱えて階段を上った。
どおりでおかしいと思った。窓口は別の階にあったんだ。
あんなに陰気なところに、お客さんが来るわけ、ないわよね。

受付カウンターはこぎれいで、ちょっとした間接照明まで当たっている。やるじゃん。ただ、受付の豹がいるって聞いてたのに、誰もいない。…接客中なのかな。

コピー機はカウンターの裏に置いてあった。
1枚目の書類を取り出して…
あれ・・・?
目が、点になっちゃった。
コンビニのコピー機より、相当ボタンが多いっ! なんだこれ~。
スタートボタン押せば大丈夫なのかな・・・。
まったくもぅ、どーしてこんなときにだれもいないのよっ。
まあいいや、押しちゃえ。

グイーン

私のこの楽天的な考えがいけなかったのです…。 つづく