取材とは他者の人生を「生き直す」こと
連日、医療に関する書籍のお仕事…。
私自身の死生観まで問われます。
「一生のうちで、あと何冊の書籍に携われるか」と
ついつい計算してしまいます。
しかし、有限を意識するからこそ、
「朝に道を聞かば、夕べに死すとも可なり」
という心境になれるのも事実。
一介の編集ライターですが、死ぬ気でやっています。編集者や記者、ライターという仕事は、
取材先の人の「人生」を追体験させてもらうことと
私はとらえています。
多くの考え方や価値観に触れることができる。
そんな状況に、ただただ感謝です。
…って、重すぎる話になりましたので、
ワンピースの写真でも載せておきます。
洋服売場は、もう完璧に春ですね。
「オシャレは他人のためのもの」という
元上役の言葉を思い出します。
バレンタインの手抜きキャロブケーキ
朝5時に起きてきて、「バレンタインをしたい」というので…。
おつきあいしました。
バレンタイン、誰の入れ知恵でしょうか。
材料がないので、
ホットケーキミックスに、キャロブパウダーと、豆乳を混ぜて
オーブンで焼いただけ。
(※カカオの代わりに、キャロブです)
子どもは泥遊びの延長で、
混ぜるのが大変楽しかったようです。
米飴もメープルシロップも入れず、もちろん無糖ですが、
おいしい。
本当は、歯のために固いクッキーにしたかったところです。
まあ、たまにということで…。
子どもは、気が済んだようです。
どんな状況でも、子どもの「ヤル気」は
大事にしてあげたいものです。
こんな臨機応変な対応力を活かして
どんなお仕事も柔軟にお請けしています。
私も明日のバレンタインは超ドキドキ。
大事な取材です…。
「声にならない声」を聞く
子どもが「おなかが痛い…」というのでおかゆ。
ベースは味噌とゴマとのり。
あとは冷蔵庫の残りものを投入して、一丁あがりです。
(ツナとかサケとかおいしいですよね
)
子どものちょっとした体調不良の訴えは、
えてして「かまってサイン」であることが多いもの。
その証拠に、
「病院に行こうか?」と誘うと「絶対にイヤ!」と首を振り、
おかゆを食べ終わる頃にはケロっと治って、
大騒ぎして遊んだりしているものです。
子どもと付き合うには、
このような言葉にならない「非言語情報」を
いかにキャッチするかが
キーになってくる気がします。
「言葉にならない言葉」を聞いたり、
「間」を読む力。
それは取材の現場においても、すごく大切です。
もちろん、ビジネスの場でも
大切なコミュニケーション能力の一つでしょう。
この論理でいくと、
子育て中の人や、子育てを経た人ほど
「よいビジネスマンになりやすいはず!」なのですが、
実際のところは、なかなか難しく…。
「子育て力を仕事に活かす!」みたいな
ビジネス書を書きたいものですが、
版元様、いかがでしょうか…(^-^)
検索力ということ
「これ、絶対に取材先見つかりませんよ…w」
という扱いの難しいテーマでも、図書館をはじめとした
調査機関・サービスでいろいろ調べるうちに、
情報は何かしら出てくるものです。
「諦めずに何時間も愚直に探す」
という姿勢は大前提として、
それ以上に大切なのは、「検索力」だと痛感します。
「グーグル検索」というものが一般化して、
誰でも情報にアクセス、入手できるようになりましたが
単に「当該キーワードを入れて検索する」
というレベル以上の検索には、様々なコツがあります。
ライターさんにリサーチ作業を外注することもあるのですが、
その力量の差が如実に表れてしまうのがリサーチです。
よい「検索ワード」を見つけられるかどうかで、
成否が大きく分かれます。
検索ワードは「探したいテーマ」から逆算するわけですが、
「情報がヒットしそうな単語」
そして「近似値的な単語」をどれだけ思いつくかが、キモ。
さまざまな「検索ワード」を考える訓練、
一つの単語を多角的に言い換えたり、
時にウラ側から見るような「国語力」が不可欠です…。
そんなわけで、強引に子育ての話に持っていきますが
最近読んだウェブ記事。
「無料でいいんですか!?」というくらいの充実度です。
http://www.asahi.com/and_M/interest/TKY201302070086.html
一見難しい企画やテーマも、お請けしています。
近所の女の子の思い出
ブログの先回の投稿について、フェイスブック上に
予想外の多くのコメントをいただきました。
話の流れは「自分の子どもを大事にする」ということから、
虐待、果ては社会問題としての「いじめ」のことまで。
まだ「当事者」ではなさそうな幼い子どもをもつママ友からも
「どうすれば、将来いじめから子どもを守れるか」といったことが書き込まれ、
いい意味で、大変驚きました。
私は評論家でもアカデミズムの学者でも
もちろん教育現場の「先生」でもない。
吹けば飛ぶようなフリーランスの売文稼業の人間です。
それでも
「いじめ」についてSNS上でつぶやくことが、
子どもの世界の「いじめ」の何らかの抑止に
少しでもつながればうれしいと思い、
書いてみたいと思います。
大人たちがこうやって、ささやかでも話題にすることが、
回りまわって、何かの役に立つような気がするのです。
◆高校生の頃、近所の中学生の女の子が
飛び降り自殺をしました。
その女の子は、なんと私の弟の小学校の同窓生で、
仲よくしていた時期もあったそうです…。
当然私も、女の子やそのお母さんとは、挨拶を交わす仲でした。
親しかったと言ってもいいでしょう。
ですが事故後、お母さんとすれ違っても、
女の子の死について、まったく触れることができませんでした。
当たり前といえば、そうかもしれません。
10年近くが経ち、社会人になって帰省した私は、
偶然、そのお母さんと家の前で再会することができました。
互いに懐かしさもあり、抱き合って泣いてしまいました。
しかし、その女の子に関することは
まったく話せませんでした。
(飛び降りた原因は「友達関係だった」と
当時の噂で聞きました)
今は、そのお母さんを傷つけることがないなら、
子を持つ親として、話しかけてみたいと思います。
という、まったくオチのない話ですが…。
「親がいくら子どもを大切に思っていても、
自殺してしまうことがある」
ということを、私はリアルに学びました。
子どもには、もはや「生きろ。」という
映画『もののけ姫』のコピーのような強いメッセージではなく
「何があっても、決して自ら死んではいけない」
というところから、教えなくてはいけないような気がします。
特に、これという解決策も、提案もないのですが、
いじめについて、
一人でも多くの方に考えていただければうれしいと思い、
とりとめのないまま、書いてしまいました。
いやはや、早く「お仕事」の原稿を仕上げなさい、という話です…。
- 新版 いじめの中で生きるあなたへ/WAVE出版
- ¥1,365
- Amazon.co.jp
子どもをもつライター仲間に教えてもらった本。
胸を打たれる1冊です…。
大変読みやすく、丁寧に編集されています。
- いじめの構造―なぜ人が怪物になるのか (講談社現代新書)/講談社
- ¥798
- Amazon.co.jp
いじめのメカニズムについて、大変わかりやすい考察です。
ソトコト2013年3月号
- SOTOKOTO (ソトコト) 2013年 03月号 [雑誌]/木楽舎
- ¥800
- Amazon.co.jp
◆「ソーシャルなNPO大図鑑」(一部・4P)
「氷見発! ヒミングの、海、山、まちの歩き方」(6P)
担当しております。
今月は、富山にも取材に行かせていただきました。
人物インタビューのまとめから、
社会派ジャーナルまでお請けしておりますが、
なかでも、旅モノは“大好物”。
初めての土地、限られた時間での突撃取材系にも
柔軟に対応いたします。
◆営業はさておき、
この号は、NPOの大特集。
NPO法人の数は、現在4万を超えるそうです(内閣府)。
4万って、すごい数ですね。
そのすべてを詳しく知ることはできませんし、
私が担当したのは、わずか十数団体です。
確実に言えることは、
「社会は広い」ということ。
子どもたちに、何を教えられるわけではありませんが、
「社会は広くて、いろんな人が、いろんな場所で頑張っている」
ということだけは、しっかり伝えたいと思います。
(※もちろんNPO に限らず、です)
「社会のどこかで、少しでもいいから、あなたも
誰かのお役に立って、生きていきなさい」と。
「社会」はこんなに広いのですから、
必ずどこかに、「頑張れる場所」はあるはずです。
◆今月、もっとも感動したのはこの記事。
http://www.sotokoto.net/jp/interview/?id=77
「どんなによい試みでも、
インセンティブ(対価)がなければ続かない」と
俗物な私は思うわけですが、
社会によいことを事業化して、持続させている人がいるものですね。
こんなすごい方が、たくさん登場しています。
高野豆腐を型抜き
大根、にんじん、さやいんげんと、高野豆腐。
弁当箱のふたには、サクラ。
型抜かれた高野豆腐は、梅。
「サクラの前に、梅が咲くんだよ」と、
話しています。
「ま、わからないだろうけどね」の精神で…。
★出版社から編集業務を委託いただいていると、
さまざまなジャンルのベテランライターさんを探したり、
お会いする機会があります。
しかし、“幼児を子育て中”の女性の
すごくできる社会派ライターやジャーナリストって
本当に「少ない」ですね…。
というか「ほぼ、いない」。
それは仕方のないことなんでしょうか。
こういう話になると
「子育てと仕事を両立させるのは大変!」
「子育て支援制度の充実を!」というのが
一般的な「落としどころ」なのでしょうが、
私には、これが勝機に思えてなりません。
だって「子育て中=希少種」なのですから。
視点を変えれば
「“子育てママさんジャーナリスト枠”、空いてる!」
というところです。
「普通の発想」からの脱却で、
仕事は広がります。
子育て中のフリーランスの方、共に頑張りましょう!













