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世田谷・田園調布
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ツイードスーツのお仕立てはじまる
声が弾む営業さん
今回のお仕立てでは
お召しになる用途と目的、お好みを伺って
最終的に、アルマーニのジャガードと
ルサージュのツイードが候補となりました。
どちらの生地も 本当に素敵で
メリット・デメリットをお伝えして
どちらにするかお客様に選んで頂き
結果、ルサージュのツイードになりました。
問屋さんの営業担当さんにお電話して
「ルサージュで！」とお願いした後の声が
ものすごく弾んでいて
「わかりました～
いやーー、ものすごいのできますね
楽しみですね～」
仕上がりを想像していて
そう言ってくださってました。
「ガンバリマス！」
と答えたものの心の中では
「ですよね～ わかる～～ぅ。
私もそう思っていますから。」と、笑。
とってつけるようで恐縮ですが
アルマーニのジャガードも
ほれぼれするような凝ったデザインで
こちらもまた、本当に美しかったです
生地が届いて。。。
生地が届いたら、下準備。
下準備して、生地を成形してからの裁断。
ここでも、そうとうな手間をかけますが
お仕立服は 20年は着ていただくので
何年たっても、服の形が崩れないよう
この下準備がとっても大切。
ここでも、考える。
実際には裁断してから決めるけれど、
芯問題。
接着芯は無理かも。。。という懸念。
思い切って、毛芯かな。。。
そんな風に考えが揺れます。
ま、とにかく試してみてから、決めます。
今回の仕立て方は。。。
今回は、既製服の作り方は使わず
お仕立ての正攻法で。
仕立服のメソッドで仕立てる予定です。
誤解が無いようにお伝えしますが
既製服の方法が正攻法ではないのではなく
生地が既製服で使われるものでないので
仕立服の仕立て方がよいという判断です。
正直、既製服の作り方からみたら
3～5倍くらいの工程がありますし、
（もっとかも。。。）
生地もあれこれと
わがままを言ってくるでしょうから
今回は仕掛かったら
集中力を高めて、
丁寧に仕上げていきたいと思います。
普段はすっかり、
既製服の作り方を取り入れていて
自分を甘やかしているので、
しっかり向き合わなくては。。
仕様を選択するということ
20年後のスーツ
想像できますか？
20年後にお召しになった時も
新鮮で美しく着こなしていただける
そんな服が理想です。
仕立服では縫い代付きのパターンは用いず。
サイズの変化にも対応できるように。。。とか
縫い代幅も広く取ったり、狭く取ったり。
いろいろ慮って決めていきます。
このお客様の20年後はどんな感じだろうか。。
20年後どんな風に生地が変化するのかな。。
そんな風に想像して、仕様を決めていますが
ま、実際のところ予想外のことが起きるので、
偉そうなことも言えなくて、
ただ、お客様が歩んでいくであろう
美しい人生に、いつまでも花が添えられるよう
そんな気持ちで、取り組んでいるのは確かです。
仕様の選択の基準になるのは
お客さまの未来の美しい姿。
ここはぶれたくないと思いますし
ぶれてはいけないところだと思います。
ちょっぴり辛口。
本日もお読みくださり
ありがとうございました
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【Day２】生地の扱い 水通しの本当の意味
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