一昨日は東京のビルメンテナンス会館で「病院清掃」の講習会を開催しました。弊社の病院清掃の講習会はかつては有料で頻度も多くやっていたのですが、ここの所大分ご無沙汰をして、去年久しぶりに再開(無料)し、今年は一昨日でした。
病院清掃は結構準備が大変なのですが、このブログにも書いたように、「ブラッドボーンパソゲンズ(血液媒介感染症)対策」とコンタクトポイントでの対象微生物の完全不活性化である「Disinfectant(ディスインフェクタント)」の概念と実施が、この業界にどうしても大切と考え、その部分を少し強く出すように工夫しながらの講習でした。
ブラッドボーンパソゲンズ対策は病院清掃をする上での第一歩とするのが世界基準です。血液・体液には触れないように、教育を徹底する必要があります。病院メンテナンス(ホスピタルハウスキーピングと言う言い方をします)の先進国のアメリカでは、ブラッドボーンパソゲンズ対策は病院だけではなく、警察や消防所、メンテナンス会社等が必須項目として、教育されます。警察はホールドアップした時に、身体を探る事になり、その際に容疑者が怪我等で体液に触れる可能性があります。消防所は火災時に怪我人に対処する必要がありますし、メンテナンス会社は血液・体液に触れる機会が多いからです。手袋の着用を徹底する事や、「撥ね」の可能性がある場合はゴーグルやフェイスシールドが必要です。また、病院によってはガウン装着も必要になるでしょう。
大手や大学病院では、対象微生物の完全不活性化である「Disinfectant(ディスインフェクタント)」の知識や実践が必要になるはずです。微生物の99.9%減をする「Sanitize(サニタイズ)」では不足の病院もあるでしょう。
準備は結構大変でしたが、好評でしたので、ホッとしています。実は調べているうちに私が20年程度前に書いた資料が見つかり、結構良く書けているので、希望者だけには配ろうかと思い準備していました。結構量があるのと、20年前ですので、所々古い感じがあるからです。書き直すとかなり骨なので、「昔書いたものですので、少し古い情報の部分が散見されますが、それでも良いとご希望の方へ」と考えたのです。しかし、営業の方から「きちんと書き直してから出した方が良い」とストップが掛ったのです。誰が書き直すのでしょう???人使いの洗い社員を持つと大変です・・・・・。
※以下に感想の一部を紹介しておきます。