講習会準備「技術の使え方」 | お掃除とメンテナンスのプロ 矢部要のブログ

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「仕事でお掃除をする方の作業を楽にする事」が使命(ミッション)だと考えています。

 一般の『お掃除』から世界のプロが実践する『メンテナンス』の紹介をしています。

講習会準備

 

先週末に更新したつもりだったのですが、上手く画面が変わっていませんでした。

今は明日、明後日のWEB講習会の準備に追われています。

明日は中部地区の大手資材店さん主催のWEB講習があり、明後日は弊社主催のWEB講習があります。

 こうした、講習会の準備をしていると、技術の使え方が如何に重要かを実感しています。「清掃は誰がやっても同じ」と言う話を聞く事があるのですが、実際には合理的で、科学的な手法が世界では開発され、実践されていますので、それをどうやって日本の皆さんに伝えていくかが日々のテーマになっています。

 週初めの営業会議での報告で、ある会社さんに訪ねた所、弊社トイレ用酸性洗剤「バイオボウル」のテストを既に実施され、「便器内の隅に黄ばみが出る」(水で流さなかった所為です)ので採用しなかったとの報告がありました。技術を上手くお伝えしなかったために起こった事なのです。

 バイオボウルは大変優れた洗剤で人気もあるのですが、使用に当たっては、少し使うコツを覚える必要があります。先ず、しっかりした量が必要です。小便器内では小さなM字を描くように塗布し(約30C.C.)塗り広げます。洋便器や和便器ではボウルスワッブ(トイレ用ブラシ)に付けます(2~5C.C.)(「シッカリ付ける」)。

次は必ず1回は擦る事です。同じ場所を何度も擦る必要はありません(「万遍無く擦る」)。この時、便器内にあるリム(角のある部分)にはボウルスワッブを力を入れて、押し込むようにして、しっかりと擦ってやる必要があります。

最後は「必ず水で流す事」です。便器から出る流水を利用し、ボウルスワッブで全面を拭う様にして洗剤を流してやる必要があります。最新の小便器ではリムの無い水の流れない部分が有るものがありますので、こうした場所にバイオボウルを付けっぱなしにすると黄ばんでしまいます。水で流しましょう。

シッカリ付けて 万遍無く擦り 必ず水で流す

事が必要です。弊社HPの動画を見ていただければ、やり方が直ぐに理解できるでしょう。

私達が伝えようとしているのは「作業の合理化」なのです。勿論従来のやり方でも、用事は足りているかもしれません。しかし、技術を進め、プロ化を促進し、生産性を上げるには新しい合理的な技術を身に着ける必要があります。

技術取得は多少なりともはっきりした理解、正しい動作、それに則ったトレーニングが必要になるのです。そう大げさなものではありませんが、正しい技術取得の意欲が不可欠なのです。

こうした事を上手くWEBで使える方法をいつも模索しています。明日も明後日も上手く行くことを願っています。