その他のテーマ
1,EPA登録商品と感染防止洗剤
2,バイオ洗剤
3,環境対応洗剤
4,その他の洗剤群
洗剤使用についての基本的な事は終了ですが、WEB講習会では上記の説明もしておきました。最先端の洗剤の特徴を知ってくことは非常に有効です。
1. の感染防止洗剤はEPA登録洗剤の仕組みについての説明です。このブログでも何度も書いていますが、ここでは簡単に書いておきましょう。米国では感染防止洗剤の販売に当たってはEPA(Environmental Protection Agency 米国環境保護局)の認証が必要になるのですが、その認証を受ける際にEPAが認めた第三者機関によるテストが義務付けられ、テストをして、完全不活性化を達成した微生物はボトルやカタログに銘記すると言うルールがあるのです。使用者は除去しようとしている微生物がボトルに書いてあれば、正しく実施すれば、対象微生物を不活性化出来る事が証明されている事になるのです。難しく言えばエビデンスがあるのです。そして、今回の新型コロナウィルスに対してはNリストを発表しています。そのリストに載っている洗剤は新型コロナウィルスに有効であることが証明されているのです。使い方は簡単です。正しく希釈し、タオル等で拭き上げ、拭いた後が濡れている事が大切です。詳しくお知りになりたい方は弊社営業にお尋ねください。また、次回に感染防止清掃のWEB講習会の内容を載せるつもりですのでそちらをご覧ください。
2. バイオ洗剤はバイオと洗剤を組み合わせた非常にユニークな洗剤で、主に消臭効果と作業効率アップを達成します。洗剤の力で汚れを浮かせ、その汚れをバイオに食べさせると言う構造になっており、様々な所で大きな効果をもたらします。
トイレでは悪臭の除去と作業効率の大幅アップを達成します。悪臭の問題ですとゴミ置き場等ではその除去を簡単に達成します。今まであきらめていた頑固な汚れをアッサリ取ったり、排水管や汚水槽の浄化、湖沼の浄化・・・等様様な種類の洗剤がありますので、お調べになれば、効果の大きなものがに見つかる可能性があるでしょう。
3. 環境対応洗剤では、どういうものが世界的に環境に良い製品とされているかを説明します。米国ではグリーンシールとセーファーチョイスの2つをメインに説明します。グリーンシールはISO14020番規定の世界的基準で環境ラベルタイプⅠで一国に一つ(一国一制度)の物です。EPA(環境保護局)が出しているのがセーファーチョイスです。両方とも権威のあるしっかりとして者です。認証している団体がどこがが非常に重要です。
環境対応型はハイブリッド型になっているものが出てきており、従来の洗剤とは汚れの落とし方の基本が少し異なり、強力で使用範囲も幅広いなど、ユニークがものが出てきていますので、それについて説明します。
4. その他として
A.アルカリ性万能洗剤
B.ディグリーザー
C.剥離剤
D.次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)
E.カーペット用洗剤
を説明しています。
アルカリ性万能洗剤は皆さん良くご存知の万能洗剤です。各メーカーが様々な洗剤を出しています。アルカリが比較的強いので、概ねリンス拭きが必要です。それよりアルカリの強い洗剤がディグリーザーです。
剥離剤は非常にアルカリが強く、ワックスを剥離する時に使います。
次亜塩素酸ナトリウムは強力な消毒効果を持っていますが、洗浄力はありません。また、酸と一緒に使用しては絶対にいけません。
カーペット用洗剤は非常に特殊ですので、しっかりメーカーに用途を確かめて使用しましょう。床洗いをする際に、ポリッシャーを使う(スクラビングといいます)際の洗剤は泡立ちが良くなっています(カーペットの基布を濡らさないようになっています)。一方エクストラクターと言う、洗剤をジェット噴射してすぐに吸い取る機械を使用する方法では泡が立ちにくい洗剤を使います(泡立ちが良いと、吸い取る際に汚水槽が泡だらけになってしまうからです)。以上の様に全く用途が異なりますので、ここを間違えると大変です。
また、カーペット用の洗剤は概ね乾くとパウダー状になる様に設計されています。渇いた後で、カーペットバキュームで残留成分が除去できるようになっているのです。
以上で長くなりましたが、1時間のWEB講習会を文字に落とし込んでみました。皆様のお役に立てば幸甚です。WEB講習会の実際のものが見たい方は弊社へご連絡ください。
明日、私はワクチン接種1回目です。