カーペットのシミ抜き⑤ | お掃除とメンテナンスのプロ 矢部要のブログ

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カーペットのシミ抜き⑤

 カーペットのシミ抜きで大切な事は「すぐに抜く事」です。シミには油性のシミと水性のシミがありますが、時間が経つと抜き難くなるのは水性のシミなのです。コーヒー、紅茶、コーラ、ジュースと言った所のシミです。24時間以内に抜けば、必ず抜けます。3日経つと抜けたり、抜けなかったりですし、1週間も経つと絶望的です。見つけたら直ぐに抜くと言う習慣を付けましょう。 

今のシミ抜き剤は良くなっていますので、油性・水性でシミ抜き剤を分ける必要がありません(良いメーカーの物ですが)。シミ抜き剤をシミの2~3倍の表面積スプレー塗布します。汚れは氷山の様に、深く広がっていることがあるからです。白い布(タオル等)で上を覆い、ブラシで叩いたり、踏みつけたりして、汚れをタオルに移動させます。何回か繰り返し、シミを完全に抜き取りましょう。その場所が毎日バキュームを掛けている所であれば、翌日バキュームを掛ければ、(米国製の良いメーカーのものであれば)乾燥すると粉になるので、翌日のバキューム掛けで、残留成分を除去します。そうでない場合はシミ抜き作業後リンス拭き(水拭き)します。

蛇足ですが、カーペット用洗剤やシミ抜き剤は米国製がお薦めです。カーペットメンテナンスの歴史が長いのと、競争が激しい事から、よくできているケースが多いのです。但し、良いメーカーの物を選ぶようにしましょう。失敗すると、大変なケースがあるからです。どんな洗剤でも、必ず目立たない所でテストしてから使いましょう。

繰り返します。シミ抜きは直ぐに抜く事が大切です。見つけたら(24時間以内に)直ぐに抜きましょう。テクニックとしては簡単です。直ぐ抜く習慣が大切なのです。