バイオ洗剤使い分け[消臭効果で考える] | お掃除とメンテナンスのプロ 矢部要のブログ

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バイオ洗剤使い分け[消臭効果で考える]

 

 

悪臭を取る場合、医療とフードが直に触れる「フードコンタクト」はバイオ洗剤が不向きな事は述べました。それ以外で消臭をする時の洗剤の使い分けについて述べましょう。

先ず、便器からの悪臭には「バイオボウル(左から2番目)が一番です。クエン酸が尿石を除去し、バイオが悪臭を防ぎます。

一般的に、悪臭が起きている場所にもっとも効果のある洗剤は「エコライザー(真ん中)です。中性洗剤と除菌剤、及びバイオが一緒になった製品で、除菌効果とバイオ効果を併せ持つ最も効果のある洗剤です。通常は1:64で希釈をします。この場合はノンリンスで使用でき、手間も要らずに便利です。悪臭が酷い場合は1:20稀釈液を使用します。この場合は10分後に水拭きが必要です。汚れた個所を洗浄液で拭きとるように使用します。

エコライザーが比較的広い場所で使用するのに対し、例えば部屋の中の一部のような場合、或はハウスクリーニングで使用する場合などは「コンシューム(左から1番目)が最適です。コンシュームは中性洗剤にバイオを配合した洗剤で、1:10で希釈し、使用します。この洗剤はカーペットの染み抜きとしても使えるので便利です。また、排管に流し込むと配管の詰まりを解消したり、臭いを取ったりする効果もあります。グリーストラップや浄化槽に対しても有効な洗剤です。この場合は原液を流し込みます。

カーペットから悪臭が出ている場合はコンシュームの1:10で拭き上げるのもいいですが、カーペット用バイオ洗剤「CX-3バイオアシスト」(右から1番目)が便利です。カーペット専用洗剤ですので、広範囲に使用する場合はコレの方が良いでしょう。中性の領域で汚れ落ちも良く、防汚効果も持っています。

汚れの酷い場所での使用で、悪臭だけではなく、汚れもシッカリ取りたい場合は「マイクロマッスル(右から2番目)が良いでしょう。中性の領域でディグリーザー(pH11以上)の力を持つ洗剤で汚れが良く落ちます。その上消臭効果も持っていますので、駅やパーキングエリアには持って来いでしょう。

バイオ洗剤は様々な種類があり、それぞれに特徴があります。上記を参照して頂ければそれで充分ですが、分からなかったり、使用に迷った時は聞いてしまう事です。「このケースではどれが良いですか?」と尋ねるだけです。

最適の洗剤を見つける事が出来るでしょう。