悪臭の原因と除去方法
明日上掲しようと思ったのですが、明日はチョット休むことにしたので、今日にしました。
ズーと休んでおり、いきなりペースが速くなったようで申し訳ありません。m(_ _ )mm(_ _ )m
悪臭の除去についてです。
悪臭が取れなくて困っている方も世間には多いのですが、論理だてて解決すれば、それ程難しくはありません。従来の悪臭除去方法は概ね以下の4つでした。
① 除去 ②マスキング ③吸着 ④ニュートライゼーション
① の除去は汚れの元を取る事で、これは今でも重要なテクニックです。
② のマスキングは嫌な臭いを他の強い臭いで覆ってしまおう(マスクする)と言うもので
芳香剤や香水などが当てはまります。強い臭いの所為で、好感を持たれにくいテクニックです。
③ の吸着は製品名を挙げて恐縮ですが、キムコやノンスメル等に代表されるもので、活性炭等を利用し、炭には多くの細かな穴がある ので、それで臭いの分子を濾過しようと言うものです。車内や冷蔵庫など、狭い空間向きと言えます。
④ のニュートライゼーションは今から30年以上前米国から出た消臭方法で、非常に科学的です。元々はハリケーンなどにやられた穀倉地帯の臭い取りを目的に開発されました。悪臭の元から悪臭の分子が放出され、それが鼻に入って悪臭を感じると言うメカニズムに注目し、その悪臭の分子から酸素を取り出したり(還元作用)、酸素を付けたり(酸化作用)すると、分子の性質が変化し、悪臭を感じさせ無くなります。中和(ニュートライズ)するのです。今の消臭剤の原理です。大変優れた方法ですが、あくまでも対処療法です。不衛生なトイレやゴミ置き場など、常時悪臭を発生する場所には向きません。
上記4つに変わり、悪臭の原因から本質的に対処する方法として以下の2つが発展してきています。
A. 除菌クリーニング
B. バイオクリーニング です。
一般的に生活悪臭は有機物(汚れ)に微生物がたかり、消化する(食べる)ことで起こります。代表的なのはシンクの生ゴミで、取り出した時は大して臭いはしませんが、(気候にもよりますが)5~10分もすると生ゴミ特有の悪臭を発生する様になります。そこで微生物による消化が行われているのです。従って、
A. の除菌クリーニングは汚れを取り去りながら、微生物を殺してしまうので、悪臭が除去されます。衛生的ですぐに効果が上がる大変優れた方法ですが、継続的に汚される場所や染み込んだタイプの悪臭には効果がうすいのです。また、酷く染み込んだ悪臭を取る為には、強い薬剤を使う必要があり、素材や安全に対する配慮が必要になります。
B. のバイオクリーニングは除菌クリーニングとは正反対の考え方をします。これは前項で述べました。効果は圧倒的です。
悪臭の発生場所を特定する
理屈が分かれば、次にすべきことは、悪臭の発生場所の特定をします。非常に重要です。トイレであれば、小便器、小便器床下(オダレ石)、床全体、女子和便の床)などになります。小便器からの臭いであれば、尿石が原因ですので、そこに酸系のバイオ洗剤が最適です。弊社で言えば、バイオボウルです。小便器床下や床全体は水拭きが関係しています。アンモニアは水に溶けますので、少量の水モップで拭く作業は悪臭を塗り拡げている事になります、女子和便床は小便の撥ねが原因です。ここもいつも丁寧に洗剤で拭き取ってやる必要があるのです。ここで有効なのエコライザーです。1:64稀釈でノンリンスですので、使いやすいと思置います。バイオクリーニングで注意すべき事は、今日やって直ぐに臭いが取れると言うものではありません。微生物の定着に1週間から10日掛ると思って下さい。気が付いたら悪臭が消えており、それから悪臭がしなくなると言うのがバイオクリーニングの基本方法です。今の臭いが酷ければ希釈を1:20にします。この場合は10分後に水拭きします。それよりも酷い場合は素材が大丈夫であれば、次亜塩素酸配合のディグリーザー「クロリネートディグリーザー」1:20稀釈液でポリッシャーなどを使い洗浄して、強い汚れ落としと消毒を済ませてしまいます。その後、エコライザー1:64稀釈液で管理すると良いでしょう。部屋などで悪臭がする場合はエコライザーかコンシューム1:10稀釈液で対処します。コンシュームは中性でカーペット洗浄にも使用できます。ゴミ置き場の臭い取りも概ね同じように考えて実施します。
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