環境対応商品をどう考えるか | お掃除とメンテナンスのプロ 矢部要のブログ

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「仕事でお掃除をする方の作業を楽にする事」が使命(ミッション)だと考えています。

 一般の『お掃除』から世界のプロが実践する『メンテナンス』の紹介をしています。

環境対応商品をどう考えるか

弊社の環境対応商品に対する考え方はシンプルです。ISOを利用します。ISO14020番に環境ラベルの規定があります。環境問題は素人が考えるのが比較的難しい事から、プロによって判断してもらい、それを利用しようと言う方法です。環境ラベルは

タイプⅠ

タイプⅡ

タイプⅢ

の3つに分かれます。

この内タイプⅢが消費者サイドによる判断になりますので、本来ならば最も厳格であるはずなのですが、実際にはまだ本格的に活用させるまでに行っていません。

タイプⅠは一国一制度ですので、これが一番キツイことになります。最初に始めたドイツでは「ブルーエンジェル」になります。米国では「グリーンシール」、我が日本では「エコマーク」がこれに相当します。米国のグリーンシールは上部団体がグリーンピースですので(昔、過激で日本は泣かされました)かなり獲得が難しいのです。私が勉強した5~6年前までは先進28か国でしたが、(今は少し増えているかもしれませんが)お互いのタイプⅠは尊重し合うと言う紳士協定がありましたので、日本のエコマーク獲得商品は米国ではグリーンシール相当と判断されます。逆もまた真ですので、米国のグリーンシール獲得商品は我が国のエコマーク相当と言えることになります。寡聞にして我が国の業務用洗剤でエコマーク獲得商品を知りません。あくまでも規定上ではあるもののグリーンシール獲得商品はそれだけ環境性能が高いことになります。

しかし、グリーンシールだけでは仕事はスムーズに運びませんので(種類が少なすぎるのです)、それ以外はタイプⅡから選ぶことになります。

タイプⅡはタイプⅠ以外と言うのがその規定です。幅広過ぎるので、どこが推奨しているのかが大切になります。

先ず、米国環境保護局(EPA=Environmental Protection Agency)の推奨商品「セーファーチョイス(かつてはDFE=Design for Environmentと言いました)」もそれにあたります。何はともあれ専門役所の環境保護局がタイプⅠを取れなかったのもどうかと思いますが、当然のことながら、この環境ラベルも非常に権威があります。米国人に違いを聞いたのですが(どちらが権威があるかを含めて)「両方とも!グリーンシールは方向性重視(こういう考え方でこうしなさい)、EPAは規制的(あれはダメ、これはダメ)と言う感じ」だそうです。

その他米国農務省推薦やスパルタンケミカル社も一流メーカーですので、それらを環境対応商品としてお勧めしています

タイプⅠ以外はどこが推奨しているかをハッキリとさせる事が重要です。

明日は大阪の展示会で1時間講習を行ないます。。