テレビ食べ物番組を信じると
昨日の朝、出がけにつけていたテレビで、南青山のカレーライス店を放送していました。カレーの専門家(?)の女性がレポーターと共に紹介していたのです。レポーターの女の子が一口食べて、少し時間を置き「おいしー!日本の方にも会いますね!!」とニッコリして叫び、鰹節に似た香辛料を使っているので日本人にも合うのだと言うナレーションがあったのです。
事務所が表参道で南青山は直ぐ近くなので、アイフォンに店名をメモり、出社しました。一昨日は名古屋で1日講習があり、ブログに書いたようにプロジェクターの調子がイマイチだったこと、自宅への帰りが深夜であった事などから結構疲れてはいたのですが、食い意地と言うのは恐ろしいもので、場所をネットで調べて出かけました。南青山なのですが、青山一丁目の駅のすぐそばで、地下鉄で行く必要がありました。銀座線で2駅乗り、やっと店を見つけたのですが、結構すいていました。テレビでやっていたので、混んではいかんと11:30からとの事で、オープン時間に合わせて出かけたのですが、店を見つけるのに時間が掛り、12時少し前でした。
早々にワンプレートのランチを頼み、すいている店舗に不安を感じながらカレーを待っていると割にすぐに出てきました。2種類のカレーをオムライスの様な形にしたライスの塊の両脇に配置し、チキン(?)と香辛料を3か所に分けて配置しています。一口食べて、ガッカリしました。この店のカレーがまずかったと言う意味ではありません。「このカレーは余程食べこまないと味が分からないだろうなぁ」と言うタイプなのです。カレーのプロには良いでしょう。そして、現地(スリランカに入ったことがありませんが)で食べれば相当にオイシイのでしょう。しかし、例えばパクチー(香采)のように、味には慣れが必要なケースもあり、あの若い女性レポーターがニッコリして叫んでいたように日本人にも合いますねと言うのは断じて違うと思います。疲れていた私が食べたかったのはその場ですぐにオイシイと感じられるカレーなので、これからトレーニングしようとするタイプではなかったのです。繰り返しますが、この店のカレーがまずかったと言うのではありません。これはこれで確かに現地の味をそのまま再現したカレーなのでしょう。しかし、直ぐに誰でも合うと思わせる報道はどうなのでしょうか?
マスコミはあてにならん・・・などとつぶやきながら疲れた体にむち打ち店を後にしたのです。。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。