我が日本では日常清掃の次は定期清掃になります。例えばワックス床の管理では日常清掃としては床の掃き拭きであり、定期清掃ではワックス洗浄・再塗布になります。同様にカーペットでの日常清掃はカーペットバキュームにシミ抜きで、定期清掃ではカーペットシャンプーになります。
所が、欧米ではそれぞれに中間清掃があるのです。ワックス床であればリストレーションと言う光沢復元剤を活用したテクニックがあります。
カーペットでも同様に中間清掃があり、その代表格が「ボネット・クリーニング」になります。非常に簡単なテクニックで、ポリッシャーとボネットパッドというカーペット用のパッドがあれば簡単に出来ます。
作業前にまずバキュームをします。これはカーペットシャンプーも同様で最初に土砂を除去しておかないと洗浄液と土砂が混ざってヒドイ事になってしまうからです。
清掃用の立て看板を掛けます。
効果を上げるためにはプリスプレーと言って洗浄箇所を事前に洗剤をスプレーで撒いておきます。
洗浄箇所をボネットパッドで洗浄するのですが、2つの方法があります。
① ボネットパッドに洗浄液をスプレーし、ボネット・クリーニングをする。
② ボネットパッドをバケツに入った洗剤の中に漬け込み、リンガーで絞って、ボネット・クリーニングする。
です。
① は直ぐに歩行が可能です。
② は汚れ落ちが良いのですが、30分はドライヤー(扇風機)による乾燥が必要です。
ボネット・クリーニングが日本であまり活用されていないのが不思議です。一番の理由は情報不足でしょう。かつて(昔)のボネット用の洗剤は効き目が大したことが無かったようですが、今の洗剤はかなり綺麗になります。安価で、特別な機械も必要が無いので便利です。
一般のビルだけでなく、ホテルなど(24時間営業なので)では非常に有効です。

ボネットトラフィックレーンクリーナー

ボネットパッド