洗剤の歴史をチョット調べました | お掃除とメンテナンスのプロ 矢部要のブログ

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先週末は遅めの夏休みを取り、ゆっくりとしていました。
 来週と再来週に九州と名古屋で講習会があるので、その準備と、少し時間があったことから洗剤の歴史をネットで調べていました。
 大昔に神殿に生け贄(いけにえ)をささげ、その油と灰が混ざって石鹸になったという話は何となく知ってはいたのですが、ネットには様々な情報が載っており楽しかったですね。

 石鹸(洗浄剤の意味)の元が灰であり、植物や動物が焼けて、炭素・酸素・水素・窒素は燃えて気化してしまうものの、カルシウムやカリウムと言った金属が炭酸カルシウムや炭酸カリウムとなって残る事で洗剤(今の洗剤と言う意味ではないですが)となった事など、なるほどでした。
 また、アルカリとは元々アラビア語で灰の事だそうですね。また中世に地中海で石鹸の生産が盛んになったそうですが、オリーブ油と海藻灰を原料としていたようで、地中海のオリーブと「海藻はカリウムが一杯入っているので食べなさい!」などと言われた事を思いだし、納得しました。

 そもそも洗剤の元がアルカリである事、その上で、弊社製品でよく使われている酸性洗剤の立ち位置と言ったものが再確認出来ました。

また、ネット情報から

洗剤と洗浄の科学 中西茂子著

 を読みました。洗濯が中心に書かれていますが、洗剤に付いての記述も分かり易く、洗剤の勉強をしようとしている方にはいい本だと思います。

洗剤と洗浄の科学