病院や老人ホームではバイオ洗剤は基本的には向きません。弊社で最も売れているトイレ洗剤はバイオ洗剤のバイオボウルですが、病院・老人ホームではむしろ微生物がいない方がよいのですから、除菌洗剤が必要になります。弊社で言えば「スパークリング(塩酸系)」「グリーンレストルームクリーナー(クエン酸系)」です。スパークリングは強力ですので、ガン病棟の様な臭いの出やすいトイレに向きます。安全性を重視するなら「グリーンレストルームクリーナー」でしょう。
大切な事はこれらの正しい洗剤を使用し、便器内に手を入れずに清掃する事です。我が日本ではオフィスビル等では便器内に手を入れてお掃除する例がまだまだ多いのが現状です。かつてメンテナンス技術が導入された際に、トイレで塩酸ベースのトイレ洗剤が事故を続出させたことから、メンテナンス業界で酸性洗剤が嫌われ、それに伴いメーカーサイドも酸性洗剤の開発を怠ったと言う経緯があり、その時期から便器内に手を入れて清掃すると言う習慣が定着したからです。
医療関係ではメンテナンスをする際に真っ先に教育すべき血液・体液で感染するブラッド・ボーン・パソーゲン(血液媒介病原体・血液感染性病原体)が便器内には存在する可能性があります。また、糞口感染と言う渾名があり、感染力が非常に強力なノロウィルスを便器内に手を入れてどうやって防ぐことができるでしょうか?
医療関係では便器内に手を入れてお掃除しては絶対に行けません。正しい洗剤と正しい器材を使えば、便器内に手を入れずに、しかも簡単に掃除出来るのです。興味のおありの方は弊社HPのトイレメンテナンス動画かバイオボウルのCMをご覧ください。洗剤がバイオボウルでなくなるだけでやり方は同じです。
便器内側以外はノンリンスで済む感染防止洗剤を使用しましょう。弊社でよく売れているNABC(ナバック)でも希釈タイプのCOG・NABC(シーオージー・ナバック)でも良いですが、個室で臭いが敬遠させる場合は、一般タイプの感染防止洗剤でも大丈夫です。弊社で言えば幅広い除菌スペクトルを誇るHDQニュートラルか環境対応で無色・無臭のグリーンレストルームクリーナーになるでしょう。人が触れる部分をシッカリ拭く事が重要です。