蚊取りバイオ?
週末は「コンシュームMP」と言う蚊取りバイオ洗剤の翻訳のチェックを頼まれたのでやっていました。
いつも思う事ですが、翻訳はどこまで原文に忠実にするか、どこまで日本の言い回しに自由を与えるかがポイントだと思っています。大昔、東京外語大の学長で旺文社の英語辞書の監修で有名な英語の大家小川 芳男先生に兄が英語を個人的に暫く習った事がありました。先生は英語を見ずに日本語を見て訂正し、その事を兄が尋ねると(小川先生なら英文は一目でわかるのでしょうけど)日本語になっていない翻訳は翻訳ではないと諭してくれたそうです。私もそれほど翻訳は得意でも上手くもありませんけど、いつもこの言葉を胸にしながら、英文を日本語にしようと努めています。
このバイオ剤は自然の土壌に生息する微生物で、蚊が蛹(さなぎ)になった時に(食欲が旺盛になる)、腸内に入り込み消化を阻害する作用を持っています。蚊の蛹にしか作用せず、その他の魚や水生生物、人、動物、家畜などにも安全です。
様々な水たまりにバイオが入った水溶性のパックを放り込むだけでいいので、簡単です。我が日本でもデング熱等が問題になる事から、将来的には大きな可能性もあると考えています。