微妙な違いでⅡ&タヌキ | お掃除とメンテナンスのプロ 矢部要のブログ

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微妙な違いでⅡ&タヌキ

先日RJ8と言うカビ取り洗剤の話を書きました。今回も同じような話です(結構この手の話が好きなのですね)。
 微妙な違いで大きな差があるものをもう一つ思い出しました。弊社の剥離剤「エマルシファー・プラス」です。10年程前までは床のワックス管理にも力を入れていました。その中で、古く汚れた床の樹脂ワックスを剥がすために使うのが剥離剤です。通常は1:5~1:10(後の大きな数字が薄める為の水の量)で使用します。

 弊社のこの剥離剤の評判はイマイチでしたので、弊社の技術者に尋ねると非常に良く剥離出来ると言うのです。

 原因は簡単でした。ワックスを剥離する場合は最初にワックスの上の剥離剤をタップリと塗布します。剥離剤の効果が表れ、ワックスがグズグズに溶けて行きます。そこをポッリッシャーで擦って行くのです。
 しかし、剥離剤を塗布し、ポリッシャーを掛けるまでの間に、時間が経ってしまうと一度溶けたワックスが再び渇いてしまう事があります(専門的にはドライアウトと言います)。
 ここがポイントで、この時に殆どの人が剥離剤を撒きます。
 しかし、米国製の剥離剤では、剥離剤ではなく、水だけを撒くのです(エージェントとしての作用ですが面倒なので省きます)。そうすると、また直ぐに元のグズグズに溶けた状態に戻り、簡単に剥離する事が出来るのです。このチョットしたポイントを伝え損なうと、エマルシファー・プラスの評判がガタ落ちという事になるのです。

 繰り返しますが、プロ用の洗剤はそれぞれチョットしたコツがあり、それを掴むと効果が大きく出るのです。

さて、閑話休題

いつも早朝に2㎞程ウォーキングをするのですが、今日タヌキを見ました。何気なく途中の門を見たらタヌキがおり、こちらを向いています。大人のタヌキでしたが、「おい、キミ・・」と声を掛け近づこうとしたら、慌てて逃げていきました。やはりお腹が丸々としており、滑稽な感じで可愛かったですね。
 こんな(世田谷ですが)住宅地で見る事で何となく自然を感じる事が出来、思わずニヤニヤしながらウォーキングを再開したのですが、

タヌキ

です。
そう言えば今日は昼から関連会社との全体会議です。歩きながら唱えました。

「化かされない様に、化かされない様に・・・」

エマルシファー・プラス