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希釈について
前回RTU(Ready to use)の洗剤について述べました。希釈しないで使用する洗剤です。今回は洗剤の希釈(薄め方)についての話を致しましょう。
プロ用の洗剤を使用する場合、希釈は非常に重要です。
一般に希釈して使用する洗剤には希釈率が書かれています。1:10~1:60などです。洗剤1に対して、水が10~60まで薄めて使用して下さいと言う意味ですが、プロ用の洗剤は実際にはベストポイントがあるのです。
その希釈で使用すると様々な利点があると言うものです。
一例をあげると弊社にある床用の万能洗剤で「マルチ・サーフィス・クリーナー」と言う商品ですが、1:50で希釈すると汚れだけを取り、ワックスを傷めないのです。1:50がベストポイントでそれより強いとワックスの光沢を落としてしまいますし、弱いと汚れ落ちがイマイチなのです。
もう一つ例をあげると、前記の洗剤よりもう少し強い、ワックス再塗布の際に使う「パスメーカー」と言う洗剤は1:40がベストポイントになります。この洗剤は通常の万能洗剤よりも汚れを良く落としますがワックスをマダラに溶かしてしまう事がありません。上手く使うとハクリ作業と言うワックスの全面交換(非常にお金も時間もかかる作業です)に行く時間を延ば、してくれるのです。
これも希釈がシッカリしている事で出来る技なのです。
良く例えるのは、「プロ用の洗剤はベストポイントに様々なクーポンが付いています。」と表現します。旅行好きの方が同じお金なのにクーポンを上手く使って上手く過ごされるのと似ています。
様々なクーポン(その洗剤の特性)を利用することで、良く光ったり、作業がすぐ終わったり、汚れが付きにくくなったりするのです。
希釈方法は簡単でなければ困ります。希釈ポンプを使用したり(簡単な方法です)、自動希釈器も安くなったので使うと希釈の悩みが無くなりますので、お薦めです。
自動希釈器と希釈ポンプの写真です。

