仕事でお掃除をされる方の為のブログ
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新人へのアドバイス
「RTU(Ready to use)の洗剤から始めなさい」
こう言う仕事をしていますと、大手のメンテナンス会社から新人研修をしてほしいと頼まれることがよくあります。
大体こういう時に頼まれるテーマは「洗剤の使い方」です。最近は「メンテナンスの基本的な考え方」などをやることもありますが・・・
さて、講習が終わりフレッシュマン(&ウーマン)から、質問が出ます。
「先生!(先生などと言われると面はゆいものですね)洗剤を上手く使う方法・コツはなんですか?」
こういう原理原則的な質問は大好きです。
こうした際に私がいつも答えるのが「RTU(Ready to use=希釈しないでそのまま使う)の洗剤からスタートすることです。」と言うものです。
プロ用の洗剤は概ね希釈して使用するものが多いのですが、その際に希釈がいい加減だと洗剤本来の力を損なってしまいます。
濃すぎれば素材を傷めたり、リンス(水拭き)が大変だったりしますし、薄すぎればそもそもの効果がなくなります。その点、薄める必要のない洗剤はその洗剤本来の力を発揮します。
そうすると、「洗剤とはこれだけ力のあるものか」と言う感性が磨かれるのです。
逆の意味からすれば、洗剤の希釈は非常に重要なのです。
ここがおろそかになると、時間が掛りすぎたり、効果が上がってこないということになるのです。