※今回のお話は、人物が特定されない為に年齢も時期も全てフェイクで書いてゆきます。過去のお話です。
登場人物
琴美ちゃん・・今回の主人公。30歳のヘアメイクアーティスト。
浩二・・・30代のお笑い芸人で、琴美ちゃんの彼氏。最近売れてきた。
浩二の妻・・浩二の携帯から、琴美ちゃんの他に2名の浮気相手を見つけ、いても経ってもいられない。現在妊娠中。
エイジ・・パンダの20年来の友人。女優・モデルさんを手がけるヘアメイクアーティスト。琴美ちゃんが所属する美容室のオーナー。ヒゲマッチョな男性と猫っぽい女子と観葉植物が好き。
※このブログは様々な女性の人生の一部を、私が本人に変わって書いています。
よろしければ他のシリーズも合わせて、読んでみて下さい。
シーズン1 ミキの芝生 『DVモラハラ夫の不倫』
シーズン2 武田さんの芝生
シーズン3 紀子さんの芝生
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浩二とお店で別れた後
エイジと駅まで歩く
たった10分程度の時間に
浩二から2回ほど電話が鳴る。
私はエイジの隣で
電話に出た。
私
「はい。(無表情)」
浩二
「あ!パンダさん!」
私
「はい。(無表情)」
浩二
「もう、
エイジさんとは別れてますか?」
私
「いえ。今隣にいます。」
浩二
「あ、そうなんですか。」
私
「それで、なんでしょうか。」
浩二
「いや・・これから
この後お時間あれば
2人でまだ
話したいなって思って。」
は?
&
あ?
&
ターン。(ゲッツ。)
私
「ひとまず電車がなくなるので
今日はこれで。では。」
浩二
「ちょちょちょっちょ、
待ってください!」
待つわけがない。
浩二
「帰りなら、
僕がタクシーで
責任持って送ります!」
怖い怖い怖い。
日本語通じてない。
私
「あー、そういうのは
奥さんと琴美さんに
責任が持ててから言ってくださいませ。」
浩二
「もーー。
そういうハッキリしてるところが
いいんですよー。」
私
「それは、ただの
ドMですね。はい。(まじめ。)」
浩二
「実はそうなのかもしれません。」
いやなんか、
嬉しそうに言ってるけど
褒めてない。
私
「あと、私がハッキリしてるんじゃなくて
浩二さんの周りの少数が
たまたま受け入れてくれただけで
多分私は、どちらかというと
多数派の意見の方です。
何度も言いますが私は今日
琴美ちゃんのことで
エイジとここまで来ました。
それ以外はもう
話すことなんてないんです。」
浩二
「…えー…残念です。。
じゃあ、お友達になってください!」
私
「浩二さん。
私今、帰りたいので困ってます。
私を好きになってくれる人や
友人は
私を困らせないんです。」
浩二
「・・う・・わかりました。
じゃあ、おやすみなさい。」
私
「はい、どうか明日はちゃんと
奥さんと話し合ってください。
奥さんのお腹には今
お子さんがいることを忘れずに
お身体には十分
配慮してあげてください。」
浩二
「…わかりました。
じゃあ話したらご報告します。」
私
「いやだからそれは」
…もういいか。
私
「ひとまずこれで、
失礼いたします。」
電話を切る。
てくてく。
てくてくてくてく。
エイジ
「・・」
私
「・・・・」
エイジ
「・・・・・・」
私
「・・なにこれ!!」
つい、叫んでしまった。
琴美ちゃん、奥さん。
そしてこんな男とわかりながら
なかなか離れられない
心優しき女性たち。
大丈夫。
その男と別れても
幸せしかこない!
でも私には
世界でこの人しかいない。
わけがない!!!
勇気を出して離れてください。
だってこの世にいる男の数は
35億。
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この時期毎日乾燥が激しくて
ひたすらパックで水分補給をしています。