ストリングスコンサートⅠ 後日談 ~とあるメンバーたちの会話 | クランクレーデ Klangrede

クランクレーデ Klangrede

兵庫県西宮市を中心に、阪神間で活動しています。古楽器の管弦楽合奏と
モダン楽器の室内管弦楽団、二つのアンサンブルを展開しています。

先週の日曜日、10月5日に開催いたしましたストリングスコンサートⅠ。
演奏会を開催するためには、まず企画をかためなければいけません。
日時、場所、プログラム、進行などなど、何度も会議を重ねてあらゆることを検討して、やっと演奏会は開催することができます。

その企画会議…いえ、ディナーミーティング…いえ、飲み会…でしょうか。
ストリングスコンサートⅠの企画にあたって、こんな会話があったとかなかったとか…。


♪ ・ ♪ ・ ♪


2013年5月クランクレーデ演奏会@ベガホールの打ち上げ2次会にて、クランクレーデ団員による架空の会話

●登場人物
S氏:クランクレーデ主宰。コンサートマスター。揚げ物好き?
Y氏:チェロパートトップ。ブログでは特におなじみの存在。プレーンチューハイ好き。
K:クランクレーデのマエストロ。ご紹介記事はこちらから

●ロケーション
西宮北口にある、おひげのマスターのお店。大根のおでんは絶品。



S氏:あー、おもろかったなー。またやりたいなー。ええメンバーそろってたし。
もうみんなイヤっていうかもしれへんけど。

Y氏:そんなことはないでしょ。なかなかないですよこんな機会。
知り合いにメタモルやるって言ったらびっくりしてました。ドボルザークの弦セレも弾けてうれしかったですし。
そんで、今度やるとしたらなにをしたいんですか。
(あ、プレーンチューハイ1つ)

S氏:(こっち、よなよなエール下さい) 
バルトークのディヴェルティメント、これは決まりや。

Y氏:おー、いいですね!是非やってみたいです。
やりましょうやりましょう。
(フライドポテト下さい)

S氏:(そんなもんばっかり食うてるからデブなるんやで)
他の曲はなにがエエかな。
(こっち、唐揚げね)

Y氏:弦楽やったらオネゲルの2番が大好きなんです。
(唐揚げかてデブの元ですよ)

S氏:うむ。オネ2もメタモルと同じ第二次世界大戦の頃の暗い曲や。
しかもパウル・ザッハー率いるバーゼル室内管初演というのも同じ。
そういうシリーズもありやな。

Y氏:オネ2、とても弾ける気がしませんけどね。
終楽章とかえらいことになってますし。
でも、最後の最後にトランペット出てくるとこなんか感動的で涙でます。頑張りますよ。
(すいませーん、プレーンチューハイお代わり)

S氏:次は芸文センターの小ホールでやるで。

Y氏:すばらしいですね。弾いたことはないですけど。
でもなかなかとれないんでしょ。予約も抽選で倍率高そう。

S氏:そやからこないだからな、毎月抽選のために芸文センター通ってるねん。
でもいっこも当たりよらへん。腹立つ。

Y氏:すごい執念ですねそれは。もしとれたらやらんとだめですね、
次のクランクレーデのコンサート。

S氏:実はな、ベートーヴェンの弦楽四重奏14番をめっちゃやりたいねん。

Y氏:cis-mollの?そんなん弦楽アンサンブルでやるんですか?

S氏:バーンスタイン、ウィーンフィルのスンバらしい演奏があるねん。
(おでんでん1つちょうだい)

Y氏:(それって日本酒?)
へぇ、そうなんですか。面白そうですね、やりましょうよ。

S氏:しかしな、この曲、普通にカルテットでやっても弾かれへんねん。
むっつかしいでぇ。

Y氏:たしかにリズムがチャカポコチャカポコ入れ子になってたりしてややこしそう。

S氏:できるかなぁ。
ウィーンフィルはすごいで。1stVnなんか速いパッセージを皆で弾いても一糸乱れよらへん。
ヘンなオケやで。

Y氏:大丈夫。できますって。根拠ないけど。
(プレーンチューハイお代わり)

S氏:(それ何杯目やねん、プレーンチューハイ好きやな)
そーやなー、指揮者おったらできるかな。よし、まじで考えてみよ。

Y氏:他はどうです。いっそ、正面切ってSさんのソロで四季とかやりません?
僕、四季ってちゃんとやったことないんです。
(おでんの大根のポルチーニソース1つ)

S氏:(それ美味いよな。もはやおでんを超えとる)
四季かぁ、それやったらピアソラの四季も一緒にやろか

Y氏:四季二つで8シーズンというやつですね。
(プレーンチューハイ)

S氏:正面切ってやるんやったらアイネ・クライネやるか。
それとおもちゃの交響曲
(おでんでんお代わり)
(今日はチャンジャ頼まへんのか?)

Y氏:うわ、それはハードル高いな。
おもちゃは電子音とかクラクションとか入れたりして。
(じゃあチャンジャ一つ)

S氏:そんでもってアイネ・クライネのパロディーの曲あるやろ。スコットランド風の。

Y氏:はいはい。ボーアのなんとかニヒトムジークってやつね。
蛍の光やらアイリッシュダンスが出てくる。そんなん楽譜手にはいるのかな。

S氏:あはは。実はな楽譜持ってるねん。あとハッピーバースデー変奏曲
なんかだんだんクレメラータみたいになってきた。
(ピザ食べようや。チーズだらけのピザひとつ)

Y氏:えー!?ほんまなんでも持ってはりますねぇ。
ハッピーバースデー、いいんちゃいます。あんまり難しくないし。
(漬物いいですか)

S氏:わしの楽譜コレクションいうたらそらすごいで。
それとヴォルフのイタリアン・セレナーデをやりたくなってきた!
大好きやねんあの曲。

Y氏:その曲、弦楽四重奏でしか聴いたことないけど、まあまあ短いしええんとちゃいます。

S氏:ただなぁ、バイオリンがごっつい難しいねん。俺の後ろの人らは弾けても俺は自信ない。

Y氏:またまたー。できますって。楽譜見たことないけど。

S氏:よっしゃ、候補にいれよ。あとはKとも相談しながらちょっといろいろやって流れで決めよか。


♪ ・ ♪ ・ ♪


こんな会話が実際にあったかどうかわかりませんが、このようなざっくりした意見交換があった後、しばらくして芸文センターの抽選で演奏会が10月5日に決定し、メンバーを招集しつつ、音源や楽譜を持ち寄って選曲を行った結果、今回のプログラムに至りました。


さて、来年の6月のコンサートはどのようなプログラムになることやら。
乞うご期待くださいませ♪



チラシ
その前に、来月11月30日に開催いたします「森の宮ライゼコール&クランクレーデ 第27回演奏会」も乞うご期待!です♪




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