プログラムのご紹介 ~ 「ハッピーバースデー変奏曲」 | クランクレーデ Klangrede

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兵庫県西宮市を中心に、阪神間で活動しています。古楽器の管弦楽合奏と
モダン楽器の室内管弦楽団、二つのアンサンブルを展開しています。

10月5日に開催いたしますストリングスコンサートⅠのプログラムご紹介シリーズ、3曲目の今日は、「ハッピーバースデー変奏曲」です。

「え、あの曲?あっという間に終わっちゃうんじゃないの?」
とお思いかもしれません。
いったいどのようなしかけがあるんでしょうか♪

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ハッピーバースデー変奏曲
作曲:ペーター・ハイドリッヒ


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「変奏曲」というのは、テーマとなる曲(主題)を1つ決めて、その曲のテイストを残しつつ、リズムやテンポなど色々な方法で雰囲気を変えたもので、通常は、いろいろなパターンの変奏をを何曲か続けて演奏していきます。

この変奏曲のテーマ曲は、世界でもっとも有名な曲のひとつ「ハッピーバースデー」。
最初に、主題の「ハッピーバースデー」を演奏し、そのあと14の変奏曲が続きます。
「ストリングスコンサートⅠ」では、そのうちの13曲を取り上げて演奏いたします。

この変奏曲をご紹介する前に、テーマ曲である「ハッピーバースデー」について、すこしご説明を。

もともとこの歌は、幼稚園の先生であったアメリカ人のヒル姉妹が、朝、子供達を教室へ迎え入れるときの歌として作詞・作曲した「Good Morning to All」という曲でした。

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これをもとに、ブロードウェイミュージカルで歌詞を「ハッピーバースデー」に代えて使われたことで、有名になりました。
そして今、世界で一番歌われている歌として、ギネス・ワールド・レコーズに載っているそうです。

今回演奏いたします変奏曲は、この「ハッピーバースデー」をアレンジしたものです。


変奏曲は大きく2つのパタ-ンで構成されています。
前半演奏する8曲はクラシックの有名な作曲家の曲の雰囲気や、有名な作品の特徴をうまく取り入れてたアレンジになっています。

一方後半演奏する5曲は、いろいろな曲の形式の雰囲気をふんだんに盛り込んだアレンジになっており、それぞれとても特徴的な変奏曲となっています。


変奏曲のもとの曲を知っている方にとっては、「あぁ、そうくるか!」という感じでお楽しみいただける曲ですし、それぞれの作曲家や真似ている曲を知らなくても、あの有名な「ハッピーバースデー」がこんなに色んな雰囲気の曲になるなんて、「ハッピーバースデー」の曲をご存知の方なら、とってもお楽しみいただけるおもしろい変奏曲です。

ただ、それぞれのバリエーションの雰囲気がちゃんと表現できないと成り立たない曲ですので、演奏する側からいたしますとなかなか難しい曲ではありますが、皆様に違いを感じていただけるよう取り組んでまいります。

10月5日のストリングスコンサートⅠをお楽しみになさっていただきたいと思います♪


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