【なぜAirbnbにしたか】
単純に、ホテルがいっぱいだったからです。夏のサンセバスチャンは大人気で、どこのホテルも満室！おそらくみなさん、遅くとも半年前ぐらいには宿を押さえているのではないでしょうか。
我々夫婦だけなら、3ヶ月前ぐらいに慌てて探しても何とかなりますが、友人一家は子供2人＋友人母も一緒なので、計7名（2〜3部屋）が泊まれるホテルなんて、便利な場所にはほとんどありません。
昨年はアパートメントタイプのホテルを予約しましたが、管理会社がいい加減でダブルブッキングになった挙句、急遽イマイチなお部屋を紹介されたので、今回はAirbnbで評判の良さそうなところにしてみました。
【予約したお部屋】
予約したお部屋は、リビング＋寝室3部屋、バスルーム1部屋の間取り。メインのベッドルーム以外は2段ベッドや引き出し式のベッドでした。リビングのソファも実はソファベッドになっているそうで、実際には8〜9人が泊まれるお部屋でした。
【我々のお部屋】
今年は私たちが主寝室を使わせてもらいました。お祭りウィークだし、旧市街のバル通りに面しているのでうるさいかな？と思いましたが、私は耳栓をして寝たので気になりませんでした。夫いわく、朝5時頃まで賑やかだったそうです。本当に普通のアパートメントなので、収納スペースもたっぷりあり、快適でした。音に敏感な人は、旧市街に泊まるなら耳栓があったほうが良さそうです。
【面白かったところ】
お部屋の鍵は、オーナーさんと待ち合わせをして引き渡してもらいます。これがまあ、3時頃着くよーと連絡しておいたのに、なかなか来ない（笑）アパートメントの前で、おおよそ30分ぐらいは待ったでしょうか。
日本人チームの反応は「まあ、ラテンだしね…」で、フランス人である友人夫の反応は「まあ、スペインだしね…」でした。しかし、現れたオーナーさんは全く憎めないキャラクターで、我々も何だか面白くなってきてしまい、いたって和やかなムードでお勧めのお店や、イベント情報をお聞きしました。
チェックアウトの際も、「帰りもまた来るね！立ち会うよ！」と言っていたのに、11時になっても一向に連絡がつかず…結局12時前ぐらいにようやく電話が繋がったら、「ソーリーソーリー！プロブレム！プロブレム！」って…（笑）鍵を室内に残して帰るというお別れになりました。
「これは国民性を感じられるところも醍醐味だね」というのは、友人のコメントです。もちろん、スペイン人みんながそういうわけではないとは思いますが、私がこれまで出会ったスペインの人たちは、高確率で（日本人から見れば）いい加減ながらも、明るくて憎めない性格でした（笑）
どこでも均質なサービスが期待できるホテルと違い、その国の雰囲気を丸ごと感じられるところ、家主の方にローカル情報を色々と聞けるところ、暮らすように滞在できるところが面白さだなと思いました。
お部屋で上の子が撮ってくれた、妹ちゃんとわたし。レストランにディナーに行くので着替えをしていたら、興味津々でこちらを見つめていました。女子だね！
【良かったところ】
旧市街に面した通りにあり、立地は抜群！ちょうどお祭り期間だったので、一歩外に出れば様々なイベントに遭遇できて、お祭りの雰囲気を満喫できました。
それと、キッチンが付いているのは、やはり子連れ旅行には最適でした。朝も我々夫婦は外に食べに行きましたが、友人一家はお部屋で普段と同じような朝食をとっていました。夜も子供たちが疲れればお部屋で食べられるし、とても良かったと思います。
ホテルに泊まるよりみんなでワイワイ過ごすほうがはるかに楽しく、とっても楽しい滞在になりました。来年はみんなでコルシカ島に行こう！という話で盛り上がりました。
【次回気をつけたいところ】
やはり7人でバスルームが一つだと、夜は少し大変かなと思いました。まあフランス人たちは毎日頭を洗わないし、シャワーのスピードもめちゃくちゃ速いのですが…
それと、今回は我々は車で自由に動く旅行だったので問題ありませんでしたが、オーナーの方の都合によってチェックイン、アウト時間がずれることもありそうです。飛行機のスケジュールなどが決まっている場合は、少しやきもきするかも？
トータルでは満足できる滞在でした。何より、現地の人にお話を聞けるのが面白い！
ちょっとギャンブル的要素もあって、綺麗好きな方やきっちりタイプの方にはお勧めしづらいところですが、しっかりレビューを読んでおけば、それほど大外れすることもなさそうです。
またどこかに旅行に行く時には、滞在先をAirbnbで探すのも良いかな、と思いました。