先日のあいち健康の森で行われた、あいち県民健康祭では、
ふれあい健康ステージに一時間枠で、MAiCO音楽教室の生徒46名が演奏させていただいました。
その中で、ピアノ科の子どもたちは、歌を歌いました。
ソロ、もしくは、2人、3人の少人数でした。
私のチャルダッシュのピアノ伴奏をしてくれた、芸大の学生ふくちゃんが、以前、
ピアノは観客に対して横を向いて演奏するけれど、
オカリナとかフルートとか歌とか、お客さんの方を向いて演奏するってすごいなーって思います。
自分だったらどこを見たらいいかわかりません。
と言ったのを聴いて、ふと、思ったんです。
子どもたちに歌の発表をしてもらう機会をつくるのはどうか?
子どもたちに音楽を教えていく立場として、常に頭にあるのは、これが将来どう役に立つか、ということ。
ピアノを学ぶ子どもたちの中で将来音楽の道に進む子はほんの一握りですから、
そうでない子の方が多いわけで、
将来、習っておいてよかった、将来、習わせておいてよかった、そう感じる、ピアノを習ったことが何らかの役に立つようにしてあげなければいけないなあと思うわけです。
歌を歌うのは、ピアノのレッスンの中でもしていますし、
人前で歌を発表するということは、前を向いて声を出さなければなりません。
高校受験の面接、就職試験の面接、
就職してからのプレゼン、その他、人前で立って何かを伝えなくてはいけないとき・・・
子どもの頃から人前で大きな声で歌った、その経験が役に立つのではないかな・・・と思ったのです。
ちょうど考えていたタイミングでの健康祭りのお話。
ふれあい健康ステージ、という名のステージで、ピアノを一人一人発表するようなコンセプトにないなあ・・・
そうだ!歌ってもらおう!
と思ったのです。
子どもたちは受けてくれるかな?と心配しましたが、予定が合う子達はみんな受けてくれました。
そして、大きな声でがんばって歌ってくれました。
今日その生徒の一人のお母さまから、
「意外でした。音痴だったうちの子が、あんなに歌えるようになったとは・・・・・
先生が根気よく教えてくださったおかげだね、とみんなで話しました。
舞台で歌を歌わせてくれるピアノ教室もあまりないだろうから、ほんと、ここに入れてよかったって思います」
嬉しいです。
これからも、こうやって歌える機会を取り入れて行こうと思います。
さて、今日は大府北中学でオカリナレッスン最終日でした。
今年は私の都合で日程が少なかったうえ、先月は大雨警報で中止になってしまったので、3回しか出来ませんでしたが・・・
今日は元気にお別れしてきました。
去年からの常連M君が、姿を見せなかったのが気がかり。
学校には来ていたそうで、
直前に見た生徒もいました。
忘れて帰ってしまったのでしょうか?
サボるような子ではないし、
私のミニコンサートをいつも楽しみにしている子ですので、
いったいどうしちゃったのか。
先生が探し回ってくれたのですがみつかりませんでした。
彼の大好きな情熱大陸を演奏したんですけど・・・
「ということで彼の楽しみは来年ってことで先生に来年も来ていただければ」と先生がおっしゃってくれました。
仕事がかなり忙しくなり、しかし今年は偶然5日の日程の中で、4日日程が空いていたもので、受けることが出来たお話。
来年は難しいかな・・・と思いながらみんなにお別れをするつもりで来たのに、
彼がいないのでは、来年も万障繰り合わせるしかないかなー、なんて思っちゃう私でした。
みんな可愛い生徒たちでした。
また会いたいな、と思います。
本当にありがとうございました。