本日二つ目の日記です。
前述のとおり、今日は14日のあいち県民健康祭に参加する、フルートアンサンブルクラスの4名のレッスンがありました。
そして夜は残念ながらこのイベントに仕事で参加出来ない20代前半の女性のフルートレッスン。
今日は、歌の翼による幻想曲、を練習してきました。
真面目な生徒さんで、時間がある限り練習はしっかりしてきますが、今週は仕事が忙しく全く練習出来なかったとか。
楽譜通りには吹けるんですが、もうちょっとなんていうかな~、「音楽表現豊か」に吹いてほしい・・・・
こういうときは、オカリナでもフルートでもピアノでも、あなたはこうやって吹く、とちょっと大げさにその吹き方を真似して、
でもこうやって吹くと素敵になるよ、とお手本を示します。
口で言うだけの先生も多いようですけれど、先生が実際に手本を示さないとそのイメージは明確に伝わりません。
ただ、フルートはオカリナよりずっとずっと表現がいかようにも出来る楽器ですので、
お手本だけでなく、あの手この手、あの妄想この妄想で吹き方を伝えていきます。
主題の「歌の翼に」はメンデルスゾーン作曲で、それをアレンジしたのが幻想曲なのです。
変奏曲と言うより幻想曲。
幻想的に吹かなければなりません。
さて、どうやって伝えるか・・・
「あのね、テーマは比較的真面目な女性がきっちりと歌っていてね、次のバリエーションの部分は、気まぐれな女性が蝶々みたいに飛び回って、男性をからかうのよ。」
と、
「男性のからかい方」をフルートで表現するというレッスン(どんなんじゃ)
「でね、ようやく止まって落ち着いた・・・と思って、捕まえようとすると、ヒラヒラ~~って飛んでって、高いところに停まってウフフフって笑うのよ(その辺がトリルで表現されているあたり)」
「で、そのあとはもうちょっと落ち着いた大人の女性ね・・・そうねえ・・・・私の年齢だと・・・もっとすごいことになるから、20代後半って感じかな。
落ち着きがあるんだけど、男性をからかうのね。
で、その人の家は1階がガレージで外階段がある家でね、
軽い足取りでタタタタタ!と駆け上って、お休み!ってドアを閉めてしまうのよ。」
って、
どんな若い娘相手にどんなレッスンって感じですが、結局のところ、結論として、
「恋をしなさい」
で終わりました、笑
人生経験、大事です。それが音になりますから。。。。
そして、昼間の、人生経験豊富な4名のフルートアンサンブル。
1stがメロディーだったのが、途中から2ndにメロディーが移るあたり。
どうしても2ndが、抑えた音色でみんなに聞こえるメロディーを出すことがうまくいかなくて、そこから大きな音を出してよい、ということになりましたが、
突然だと大きな音が出せない、とのことで、
じゃあ、途中から徐々に大きな音にしていきましょう、となりました。
「途中から徐々に、リーダーの頭角を表していくの。
徐々にサル山のボスとしての頭角を表していくの。
そして・・・交替!
でも、また途中でボスの座を交代するんだけどね」
みんな、どんな表現・・・と笑いをこらえながらのレッスン。
でもでも、イメージって音になりますから、大事なことなのですよ。
ということで、サル山のボスの交替劇は・・・
のあいち県民健康祭でお聴きいただけます??
あいち健康プラザ
プラザホールにて、10時30分~11時30分、
一時間、
ピアノ科の子どもたちの可愛いうたと
オカリナ科とフルート科のアンサンブルを
お楽しみいただけます。
その他、14,15日、まる一日お楽しみいただけます。
ただし駐車場の混雑が予想されますので、お早めにお越しください。
JR大府駅西口からは、シャトルバスも出ています。