そんな風にされたら
つづきです
Sくんの1話目はこちら
深夜、電車を待つホーム
周りには誰もいない
じーっと、
Sくんのことを見つめていると
彼も熱を帯びたような眼差しでこちらを
見つめるように…。
案外まんざらでもないのかも?
そう思った私は
大胆にも
彼にキスをした
嫌がられるかなと思ったけど
すぐに応えてくれて
唇と唇が動く
彼のキスは唇を噛むようなキスで
ゾクゾクした
Mの嗜好が掻き立てられる
唇が離れて
また目を見ると
見下すような
でも熱っぽい眼差し
そこで…
電車が来てしまった。
彼とは別方向だったから
流れでさようならになって…
でもあのキスが忘れられず
帰り道でメールをした
二人で遊ぼう、と。
つづく