現在木星が獅子座入りし、自分を世界に押し出すことにサポートが入る配置ですが、
現在土星がさそり座にあり、木星と90度の角度を作っています。

それとの関係性についてわたしなりの解釈を書いていきたいと思います。





土星は、ご存知、こういう輪っかがある星ですね。

太陽系の中で、肉眼で見られる一番遠い星です。

土星は太陽の周りを約30年かけて回ります。
一つの星座には約2年半滞在します。

占星術上では社会や個人を鍛えあげる「試練」を与える星です。
わたしたちに精神的な成長や成熟を与えてくれる働きをします。


土星がさそり座に入ったのは2012年10月6日です。
2014年3月3日からは、逆行していましたが、7月21日、順行に戻っています。

土星はここからしばらくさそり座に滞在し、今年の12月24日に射手座に入ります。
(で、更に来年の春からちょっと逆行してさそり座に戻るのだけれど)

さそり座というのは「根源を探求する」「変容する」というサイン(星座)です。

水のエレメントで不動宮だから、とにかく何かと同化して、動かないんです。
誰か特定の人と一体になりたいという欲求を持っています。

土星がさそり座にいる間、パートナーシップも大きなテーマだったと思います。
さそり座に入る前は天秤座にいました。

わたしは出生ホロスコープの土星が天秤座で、生まれたときの天体に土星が戻ることを
「サターンリターン」というのですね。
サターンリターンの時期は大きな変革が起こるといわれるようです。
およそ、29歳くらいのときに起こります。

 わたしはもう、大激動でした!!汗



さて、話を戻して、さそり座に土星が入った2014年10月からは、
とにかく心の闇をみつめる2年だった人も多いのではないでしょうか。


拡大の星、木星は獅子座に入り、自分を世界に押し出す時代になったと以前にも書きました。

ですが、今年いっぱいはさそり座土星の課題、「闇をみつめる」ことも非常に重要です。

土星の課題をしっかりこなすと、木星の恩恵を受けることが出来るようです。
2012年10月からのさそり座土星の課題をしっかりこなした人、
そして今年の年末までにしっかりみつめ続ける人が、来年以降大きく飛躍するでしょう。


この記事を書いていて、わたしに占星術を教えて下さったルミナさんの獅子座の物語を思い出しました。

こちらです。

家族を殺してしまった心の闇に向き合ったヘラクレス。

化け獅子と3日3晩戦ったヘラクレスの強い意志と力は、自分の罪、闇と向き合った先の強さ。

人は、闇を経験して光を知ることで、人に渡せる幸せの種撒きができる。

獅子座の物語はそれを教えてくれます。

葛藤も、苦しみも、そのための課題。


ちなみに土星が天秤座にいた頃、わたしは前の夫との関係がどんどんこじれて、離婚しました。
(サターンリターン)
そこからは人生の暗黒時代ですね。
子どもはかわいかったけど。子どもに救われました。

さそり座土星時代は今の夫と向き合い、どんどん自分を変えました。
まさに、闇をみつめ、探求し、変容する2年間でした。

変容のために大切なのは、自分の人生を引き受ける覚悟だったように思います。

自分に何があっても人のせいにはしない。
自分の人生を行ききるのだ、と。


わたしが、占星術を好きなのは、ホロスコープを見させていただくと、すべての人にオリジナルの宇宙があることに畏敬の念を覚えるから。

一人ひとりの宇宙が響きあい、世界を作っているんだとわかるからです。


今年の年末、土星は射手座に移ります。
闇をみつめてきた日々、お疲れ様でした!という感じですね^^

射手座土星になったら一気に拡大すると思います。
自由競争の時代、です。

そのために、外に押し出せる自分とは何なのか、自分とひたすら向き合い、光になる。

そういうことだと思います^^


射手座土星についてはまた書きたいと思います。