チシ: 「夕方3時くらいに象は森で寝ます。これから森にメーマーを寝かせに行って、おしまい。
チェーンを装着したら下山します。」
リエ: 「今、象がチェーンしてることを虐待だって、よく動物愛護の団体が言ってるけど、それってどうなの?ホントなの?私実は気になってたんだ。」
チシ: 「ははは!確かによく非難中傷を浴びるんだけど、よく考えて!象からしてみたら、チェーンなんて糸みたいなもんだよ。だからもし怒ったり、嫌なら自分で切ったり外しちゃう。大切なことは、この地域で象と人は共存していること。お互い助け合って生きてます。
チェーンの意味は縄張りや安全区域を象が認識できるように装着します。
チェーンを小さい時から装着するうちに、ここからここまでは安全な場所と判ります。縄張り荒そいが起きたら人間が巻き込まれても、象達がぶつかり合っても大きな事故になります。
崖があるから危ない!とか、密猟等から身を守る為にも、象が自分のセーフティゾーンが判るようにチェーンを装着します。」
確かにそうですよね。
象は人間の50倍以上の大きさです。
嫌ならプチっとあっさり切っちゃいますよね。
しかもメーマーは、チェーンを装着する為に自らリャン教官を手伝っています。
リャン教官は50mの長さのチェーンを持っていましたが、50mのチェーンはかなりの重量があります。
メーマーが、鼻でチェーンを持って木のふもとまでチェーンを運び、自分から足をリャン教官に出しました。
ホントに賢いなぁ、象さんって。
確かに眠そうなメーマー、朝までゆっくり寝てね