1月31日、まひる野名古屋支部の歌会兼新年会がありました。


今年はまひる野70周年の年ということもあり、

気持ちも新たに良い作品を詠んでいきたいです。





始まる前の様子です。

ホワイトボード前に島田修三がいます。隣が昨年第二歌集『未明の窓』を出版した広坂早苗です。


さぼりがちでまひる野に掲載のない人や、ゲスト参加の方は事前にホワイトボードに自作一首を書いておくと、批評が得られます。


午後1時から休憩をはさんで4時半まで、解釈、表現、技術などを実作をもとに話し合いました。

くたびれたところで新年会へと流れ、なおも短歌の話は続きます。

歌人は二次会でも歌の話をしている真面目な人だちだ、と言われますが、まひる野もそんな感じです。

大きな話から小さな話まで話しますが、根底に同じものが流れる人たちだなあという気がします。


次回の名古屋歌会は3月27日、会場は栄の芸術文化センター12階です。

【名歌の推敲跡を追う】


河野裕子 時間という推敲の網目              今井恵子



【書評】


大口玲子歌集『桜の木にのぼる人』評           染野太朗



【連載】


歌のある生活(7)                        島田修三




【今月の視点】


ド演歌は飽きられたか          柴田典昭



【1ページエッセイ】


花和尚独語② 花より梅干し      大下一真



【特集 オメデトウ 申年生れの歌人】


作品6首


三猿                     小林峯夫


重ねて思ふ                 青木春枝

【特別作品20首】


誰かが座る                        今井恵子




【特集2 相聞・如月によせて】


魚はあぶくを吐きつづけ                富田睦子




【特集3 相聞・如月によせて 男子編】


不在の時間                        小島一記



年鑑などを悪用し「新聞に短歌をのせませんか」と持ち掛ける詐欺が相変わらず活発なようです。


誰でも購入できる新聞の広告欄に、法外なマージンを取って載せる方法で金銭を搾取するグレーゾーン行為はかなり昔からありますが、昨年来特に増えているようです。


「こうほうしゃ」からの電話にご注意ください。

【巻頭作品20首】


どこからでも来い           橋本喜典



【連載】


鉄幹・晶子とその時代②       加藤孝男



【歌集・歌書の森】


黒瀬珂瀾歌集『蓮喰ひ人の日記』評     富田睦子


【特集 八十歳の歌人】


作品七首+コメント


「満月」                    西尾芙美子



【書評・新刊紹介】


尾崎左永子歌集『薔薇断章』評     大下一真



【連載】

短歌歳時記 二月の歌          中根誠


秘蔵の一冊                 橋本喜典








NHK短歌染野太朗の次回の放送は


2月14日(日)AM6:00~6:25

(再放送は2月16日(火)15:00~15:25)

です。


次回の投稿締め切りは1月25日、題は「つなぐ」です。

NHKのホームページからも投稿できます。





NHkラジオ第一


文芸選評  篠 弘選の放送は 1月23日午前11時05分~午前11時50分


今月の投稿締切は1月13日です。

お知らせをひとつ。


まひる野マチエール欄所属の山川藍と北山あさひが小冊子を出しました。

二人は「北山川」というユニットで活動しています。





二人の作品とエッセイのほか、NHK短歌テキスト「えりこ日記」で素晴らしいエッセイを連載しておられる錦見映理子さんによる北山川の短歌の鑑賞「えりこ日記出張版」や、御中 虫さんの俳句や兵庫ユカさんの短歌、それに、上の句につく下の句につく上の句を詠みつづける「上の句下の句往復ビンタ鎌倉編」など、ページをめくるたびに目まぐるしくきらきらと目がくらむ、とっても面白い冊子です。






まひる野本誌とはずいぶんとテイストが違いますが、短歌の現在を知ることができる冊子ですので、

興味のある方は是非お読みください。


通販はリンク先のページを参照してください。


http://ameblo.jp/jujujujupiter/entry-12114237527.html



とびきりキュートで頭がくらくらする刺激的な一冊です。


一月五日はまひる野事務所開きでした。


編集委員をはじめ、事務局が集まって挨拶をかわしました。





篠弘代表の挨拶。


今年七年ぶりにペースメーカーを入れ替えて、今度は十年元気なものだそうです。





まひる野は今年創刊70周年を迎えます。

年明けから記念号をはじめ企画が動き始めています。

まひる野は論と作品の両立をめざす集団ですが、今回の記念号も

過去の歌論、歌人論や歌集評についても他結社の歌人にお願いしなくてもとりあえず出せること、

それはまひる野の誇りでもあります。


それぞれに忙しい中書くことは本当に大変ですが、積み重ねていきたいものです。




今年は特に特別な年になりますので皆さま一層のご活躍を期待します。

よろしくおねがいします!




期待します。(怖い人ではありません。)





さて、会場は神保町学士会館で、お料理もとてもおいしかったのですが、

例によって食べるのに夢中になってしまって




かろうじてデザートだけ写真をとりました。






今年も一年よろしくおねがいいたします。





まひる野三羽烏。