「ヨーガスートラ」の第3章 |                     maharsiのブログ

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GoToキャンペーンで、大阪と北海道を一時中止にした時点で、東京を
含めなかったので、今日の結果は、当然分かっていた。700人になっ

たら東京も一時中止するだろうと思っていたら、その手前でようやく方
向転換。しかし、もう早や822人となった。

 

このように、再び新型コロナウイルスの感染者が増えてきたので、
12月の大阪での「ヨーガスートラ」の研究会は、見送った。
 

今、大阪では「ヨーガスートラ」の第3章を読んでいるが、この第3章
になると、とても難しい。

それは、言葉で説明しても体験がないと、よく理解できないからだ。

冒頭に、3つの詩句がある。

 

第1詩句が「ダーラナー」

第2詩句が、「ディヤーナ」

 

第3詩句が、「サマーディ」

 

拙著『サーンキャとヨーガ』(169頁)から引用すると、

 

心を一点に集中できるようにするのが、ダーラナーである。
                              (3-1)

ダーラナーの状態がずっと続くのがディヤーナである。(3-2)

 

対象は存在するが、意識自体は空になっている(瞑想しているという意識はない)状態がサマーディである。(3-3)

この訳を憶えていて繰り返したり、紙に書けても、体験とは、別である。

直接的体験とは、サンスクリット語で、アパロークシャ・アヌブーティ
(अपरोक्ष - अनुभूति )
と言う。

体験のある人が、自分で言うことは決してない。しかし、体験のある
人同士が向かい合えば、お互いにそれは分かる。

言葉はいらない。

「ヨーガ」の学習において最も重要なのは、この直接的体験である。