先日、息子の授業参観に行った。
子供は小学3年生で、子供パワー
真っ盛りの年代だ。
この頃の男児は、元気溢れて可愛いが、
女児のような周りを見る力や、
話をまとめる力がない。
授業参観では、8つのグループに分かれ、
それぞれ、先日観察した植物の特徴に
ついてまとめてグループ発表することに
なっている。
女子のいるグループは、さっさと話が
まとまり、誰がどの順番で話すかを決め、
練習が始っている。
しかし、息子のグループはよりによって
男児4人のグループ。
誰も話をまとめる子がいないのだ。
「じゃんけんで決めようぜ」
そう言い出したA君は
なんと、3回連続で負けた。
なのに、それを認めることができない。
「多数決で決めようぜ！」
ええ？そんなのありなのか。
ありなのか？
しかし、この頃の男児は、ルールなど
あってないようなもの。
その場の気分で変更される。
そして、突然多数決ということになり、
3人が、うちのむすこを指名した。
「ええ？そんなの嫌だよ！
みんなで順番に発表すればいいじゃん！」
うちの息子は反論した。
そりゃそうだ。反論するよね。
今度は、息子の反論にみんなは従った。
最初から、みんなで順番にすればいいだろ
とツッコミたいところだが、こうしたやり
とりが見てて微笑ましい。
こんなわちゃわちゃした、回り道をしつつ、
発表の仕方が決まり、順番が決まった。
いざ発表が始まったのは
終了の10分前だった。
45分の授業で
前回の授業の復習10分。
発表者決め25分。
発表10分+α。
こうした子供の不効率な話し合いを
あなたはどう思うだろうか。
授業参観が終わった後の懇談会で、
この進行について、お母さんたちの
意見が飛んだ。
「先生、私の子供は家で、授業が
全然進まない、と言っています。」
教室にピリピリした空気が流れる。。。
おお、おうちでそんなこという
子供がいるのか。。。
お母さんも、もっと効率よくやって
欲しいようなことをいう。
まぁ、確かに時間は足りないよね。
足りないけどさ。。。
30人以上の子供たちを一人で
見るのってそれだけでも至難の業。
そんなこと言わんくても。。。と思って
いたら、すかさず先生のお返事。
「話を聴きなさい、
勉強しなさいと力で
そうさせるのは簡単なんですよ。
でも、こどもは学びたい、
勉強したいと
思ったら自らやしだすし、
今は学ぶって楽しいっていう
自発性を引き出す方が先だと
思ってそうさせてもらっています。」
おおおおお！神！！
そうさ、そうだよ！
私は先生のこの返答を聞いて、
心から、この先生が担任で良かった
と思った。
効率が悪かろうが、
授業がちゃっちゃと進まなかろうが、
私たちの学びは、寄り道したり、
回り道をしたりしながら、
人との繋がりや人の考え方、
他人の気持ちを理解していくものでは
ないだろうか。
私が学校に求めていることは、
この先生のいうように、
こども自身が
学ぶって楽しいって思える
教育や関わりをして欲しい。
私自身も、親から一度も、
勉強しなさいと言われたことがなかった。
でも、私は自発的に学んだ。
学ぶ喜びも知っている。
看護学校にいってからは
1日に10時間勉強した。
実習の時は、
月曜日～金曜日まで毎日1～2時間睡眠で
実習記録を書いて
看護学生と言えど100％看護師の意識で
実習へ行った。
だから、実習点数はクラス50人中1位の
ことも多かった。
私たちは人から言われたことは、
やる気が起きない。
ちっともやる気なんか起きない。
やっても一時的で手が止まってしまい
長続きしない。
でも、自分でやりたいと思ったことには
夢中になれるのだ。
そして、続けられる。
そして人は、
いつからでも学ぶことができる。
やる気になったその時、その瞬間から、
いつでも実力をつけることが
できるのだ。
そんな心の仕組みを学べる講座があるので
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