2022年9月3日(土)、高松旅行の続きです。
高松港からフェリーで 男木島 に到着。
既に検温と体調確認は済んでいたので自由に島内を移動できます。
それでも人混みは避けたかったので、人の少ない方向へ。
嬉しいことに、それが本島上陸の最大の目的である 男木島灯台 に続く道でした。
急峻な坂道を上って島の北端を目指します。
時折、海が見えます。男木港に泊まるフェリーの姿も。
灯台までは約2キロ。歩いて30分ほどでしょうか。
鶏の鳴き声を聞き、道端に転がるセミの死骸を避けつつ、「まだかな…」と思う頃、
男木島灯台に着きました。
初点灯は、明治28(1895)年。
塔高は12.4m。
単閃白光、毎10秒に1閃光。
レンズはLB-30です。
そして最大の特徴は無塗装であること。
素材の庵治石(御影石)の持ち味を活かした造りになっています。
我が国に無塗装の灯台はもう1基ありますが、そのもう1基は山口県の角島灯台です。
灯台の周りには、灯台資料館やキャンプ場があります。
あいにく資料館は休館日でした。残念。
自動販売機で冷たい飲み物を買い、暫し備讃瀬戸を眺めながら休憩をとりました。
我が国の物流を支えるコンテナ船やタンカーがひっきりなしに行き交ってます。
さらに小型の釣り船も。交通の要衝でもあり、いい漁場でもあるのでしょう。
さて、島散策に戻ります。
狭く入り組んだ路地を進みます。
わざと迷子になるのも楽しそうですが、むやみに人様の敷地に立ち入るわけにもいきません。
島のいたるところに芸術作品があります。
屋内展示もありますが、今回はパスして、見ておきたかった作品の 歩く方舟 へ。
これを観られれば満足です。
当初、17時のフェリーで高松へ戻る予定でしたが、天気予報ではこのあと雨とのこと。
15時のフェリーで帰ることにしました。
港に向かう途中からポツポツと雨が降り出しました。
判断は正しかったようです。
男木港に到着。
復路も女木島経由の約40分の船旅です。
出発時は、高松や女木島と同じく、
スタッフの皆さんが手や旗を見えなくなるまで振り続けてくださいました。
ありがとうございました。
瀬戸内国際芸術祭の会期中だったため予想以上の混雑でしたが、
それでも予定どおりに島散策ができ大満足の島旅となりました。
(了)