消えない理由が、少し迷惑で
真面目に生きてる人は尊敬する。
口で言うのは簡単だけど、
日々の選択を誤魔化さず積み重ねるのは、
想像よりずっと重たい。
なのに今夜のボクは、
ベッドの上で目を開けたまま寝落ち。
天井の影がゆっくり揺れて、
思考だけが取り残される。
頑張れなかった理由を探すほど、
心の底に薄い泥が沈む。
でも、こんな不格好な夜でも終わりじゃないと、
どこかで知っている。
というか、もう何度目かも覚えていない。
ちゃんと生きてるあの人も、
きっと似た暗がりを越えてきたはず…
呼吸を整えて、もう一度だけ夜に触れる。
真面目でいることは報われるとは限らないし、
むしろ損を引き受ける場面の方が多い。
それでも背筋を伸ばしている人を見ると、
自分のだらしなさが静かに照らされる。
逃げ場みたいに布団を被っても、まぶたは閉じてくれない。
眠れない。
現実は親切じゃないし、
だいたいは、誰も助けてくれないまま朝になる。
ただ、起き上がる理由だけは、いつも小さく残っている。
消えないのが、少し迷惑なくらいに。