家のない少女たち 10代家出少女18人の壮絶な性と生 | 誇りを失った豚は、喰われるしかない。

誇りを失った豚は、喰われるしかない。

イエスはこれを聞いて言われた。
「医者を必要とするのは、丈夫な人ではなく病人である。わたしが来たのは、正しい人を招くためではなく、罪人を招くためである。」
(マルコによる福音書2章17節)

ここに記されているのは親に虐待され、帰る所がなく、

 

売春組織で過酷な生活を強いられる家出少女たちの

 

衝撃的な生き様です。

 

読んでいてあまりのショックにしばらくの間、何も考える

 

ことができなくなっていました。

 

 

 

 

 

僕が東京にいたころ、新宿の歌舞伎町や、渋谷の

 

スクランブル交差点、池袋のIWGPなどで、おそらく

 

彼女たちとすれちがっているのかもしれない。

 

読んでいてそんなことを思ってしまいました。

その後、僕は物は試しに彼女たちが出ている掲示板を

 

覗いたことがありますがまぁ、出るわ出るわ。

 

『神』待ちの内容が。(ここでいる『神』とは家出少女たちを

 

セックスなどと引き換えに泊める男たちのことです)

 

彼女たちある意味ではたくましいとも言えますし、

 

なんともいえません。

でも読んでいて一番僕の心を引いたのは、街娼、

 

いわゆる『立ちんぼ』の娘で、頭のおかしくなった母親

 

代わりに自分が援助交際をして3人の弟たちの面倒を

 

見ている、という女の子の話でした。

 

彼女は学校で『ババ(関西弁で「ウンコ」)子』といじめられて

 

いましたが、僕は一瞬、読んでいて彼女のことが『聖母』では

 

あるまいかとさえ思ってしまうほどでした。

 

でも、こういう少女たちを利用する『悪い大人』もいるわけで。

 

重い読後感を残しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

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