相手の弱みを握ったり、利用したりするのは、ヤクザと同じです。
貸しがあるからといって、それで脅したり、何かをさせるのは対等ではありません。
子どもの立場は、能力的には、必ず大人に、してもらってばかりです。借りがある状態です。
それを親が、悪用して、「〜してやった」「〜してあげないよ」と脅すのは、悪い親です。機能不全の親です。
私のことを話しますと。
私は、典型的な良い子でしたが、親の思う通りにならないとき、親は、脅しました。絶対に必要な学費を出さないぞと脅したり、家の秘密を守らなければ、家から追い出すと言いました。
実際、母の思い通りに父が行動しなかったとき、家から追い出し、一週間も家に入れないことが、しょっちゅうありました。鍵を閉め、チェーンをかけ、ガムテープで固定し、ドアが開かないようにしました。それが日常でした。
父は、ホテルか車の中に寝泊まりしました。
しばらくして、家の中に入れるようになると、数日間は落ち着いていますが、やがてほんのちょっとしたことで家具を壊し、食器を割り、机をひっくり返して暴れました。
父も母も、いつもイライラしていました。それをなだめなきゃいけない、なんとかしなきゃいけないと思って、私は両親に気を遣い続けてきました。
父も、母も、「結婚して良かったのはあなたが生まれたことだけ」「離婚しないのはあなたがいるから」と言いました。
私は両親の唯一の架け橋。唯一のつなぎとめる理由。私が起こす何かの行動のせいで、家庭は崩れるかもしれない…
ずっと不安で、責任がのしかかっていて、親の脅しでも何でも聞くから、家庭が保ってほしいと願って生きていました。
結局、私が自立してからも、両親は喧嘩しながらも離婚せずに生活しています。
過剰なほどの不安と責任に、20年近く、押しつぶされそうになりながら、生きてきました。子どもには重すぎるものでした。でも私は責任など一つもなかった。たとえお前の責任だ、責任とれと言われたとしても、私の行動には無関係だったんてす。
やっと解放され、友達や主治医、親戚に支えられて、回復してこれました。弱みを握られる関係を離れて、支えられ支える対等な関係を育んでいます。
今は、すっかり、とまではいきませんが、幸せです。親との距離もほどほどに保てています。
このブログを読むことで、救われる人がいたらいいなと思います。押すと現在の生きづらさランキングを見ることができます。
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