「不安はなくせる！」
そう豪語している本が山積みになっている現代。
その弊害は小さくありません。
目にした人が
「そうなの？」「本当に？」「ウソだぁ…」
と同時に
「もしかしたら」「だとすればすごい」
という気持ちになる。
こうして２つの心の間を揺れ動く、
double heart （ダブルハート）になりがちです。
double heart の時は必ず、doubt（ダウト、疑い）があります。疑わなければ、嘘にだまされたり、間違いを信じたりしてしまいます。疑うことは必要です。
ただ、疑うのがあまりにも日常茶飯事で、しかも疑った結果、
「やっぱり解消できなかった」
「やっぱりダメだった」
を繰り返すクセがつくと、疑いグセがついてしまいます。
そして本屋でも、じっくり読む前から「どーせ読んだって無駄でしょ」「意味ない」と決めつけてしまいます。
それでは、すばらしいものまで捨ててしまうことになります。もったいない。
玉石混交している中で、正しいこと、因果関係がしっかりしているもの、自分に本当に幸せをもたらすものを、見つけていく。宝探しです。
宝探しは、楽しいものです。ワクワクするものです。間違えて石を拾っても、宝物を見つけるまでに多くのゴミを拾っても、それは捨ててしまえばいい。
全部が全部、拾ったものは大切にしなきゃいけないわけじゃない。捨てるものと、大切にするものを、取捨選択すればいいんです。
なにもかも捨ててしまう必要もないんです。大切にしたいものに出会える可能性は、いつだってあるのだから。
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